昨年から続いている新型コロナウイルス。
緊急事態宣言により、外食産業は壊滅状態となっていますね。
この状況下で外食で店長を遂行するのはかなり厳しく感じます。
かつて外食での店長を経験した私がコロナ禍での外食店長がやってられない5個のデメリットを紹介します。
スタッフの欠員が多発
新型コロナ禍ではスタッフの欠員が多くなってしまいます。
昔であれば、少しくらいの体調不良であれば、出勤してがんばってしまうアルバイトは多かったでしょう。
しかし、現在の状況下では働かせることができません。
仕事場でのクラスター発生などは責任問題となってしまいます。
無理やりに働かせることは非常に困難となっています。
スタッフが働きたいと言っても、場合によっては断る必要すらあるでしょう。
また、未成年の学生などのアルバイトの場合は親が黙っていないこともあります。
感染を嫌い、アルバイトをさせない親も一定数は存在することでしょう。
万が一、アルバイト先で感染した場合は濃厚接触者も休む必要が出てきます。
ただでさえ、シフト管理の難しい外食の世界です。
スタッフの欠員は営業にとって致命的でもあります。
それが頻繁に起こるというのは店長としては辛いところですよね。
スタッフ管理が難しい
緊急事態宣言の中、外食レストランなどは時短営業を余儀なくされています。
そんな中、私も何度か利用していますが、
ディナータイムは人手が足らず、店が回っていない状況をよく見ます。
緊急事態宣言で外食は暇だと認識している人は多いことでしょう。
しかし、土日のピークタイムはそれなりに繁盛していたりします。
閉店時間が早いこともあり、時間帯が集中しているせいもあるでしょう。
そして、それ以上にスタッフ管理の難しさが見えてきます。
売り上げが少なくなると、全体的に予算が下がってしまうため人を使うことができなくなります。
つまりはスタッフを多く抱えられなくなります。
そのため、忙しい時間帯と忙しくない時間帯の差が大きくなると
忙しい時間帯では人手が足りなくなりがちです。
忙しくない時間帯ではシフトの取り合いなんてことが起きてしまいます。
新型コロナ禍でのスタッフ管理の事情は雇用される側もする側も苦しくなってしまうわけです。
ボーナスなんて出ない
昨年の冬のボーナスは外食にとってはかなり痛かったのではないでしょうか。
多くの企業ではボーナスカットとなったかもしれませんね。
会社が赤字であれば、ボーナスは出ないのは当然です。
実は外食の店長のメリットはボーナスの高さにあったりします。
しっかり利益を出した店長は評価されボーナスが多く貰えるものでもあります。
しかし、新型コロナ禍ではどんなに優秀な店長でも苦戦することでしょう。
店長というハードな役職でボーナスもカットされては辛いところです。
今後もこの状況は続く可能性が高いでしょう。
時短でも店長は楽ではない
時短営業になると、営業時間が短くなる分、
労働時間や拘束時間が短くなるので、店長は楽になるのではないかと思う方もいるかもしれません。
しかし、それはまったく違ったりします。
売り上げが下がる事により、人をその分、使えなくなります。
つまりは店長が作業することが多くなるのです。
本来であれば、アルバイトに任せられる仕事も店長自身が動かないと利益を取れなくなるのです。
売り上げが高い状態であれば、
店長は管理業務を中心に行っても成り立つものです。
また、閉店時間が早まったことで、開店時間を早くする店舗もあったりするでしょう。
結局は本来は昼くらいに出勤していた店長が朝から出勤するなんて事もあり得るわけですね。
時短営業をしても、固定給である店長が楽になるはずがないのです。
店長は減っていく未来
外食チェーン店では店長を置かない店が増えています。
ストアマネージャーなんて言い方をしたりするように、
店長が数店舗を見るチェーン店が増えています。
売り上げが下がってくると、店舗に店長を抱えることが人件費圧迫になってしまうのです。
そのため、本来はエリアマネージャーなんて役職があったりしますが、
店長が同じような業務をすることが出てきます。
つまりは売り上げが下がっても仕事は減ることはなく、
さらに大変になっていくことでしょう。
店長が数店舗を管理するのが当たり前になってくるかもしれませんね。
まとめ
新型コロナは毎年冬場に流行る可能性すら残しています。
ワクチンができたとはいえ、インフルエンザはなくなりはしていませんからね。
今後も外食業界は厳しさを増すかもしれません。
テイクアウト対応や衛生面の強化に余計に神経を費やす日々でしょう。
店長の仕事も大幅に変わってきていると思います。
私は今の状況を見ていると、外食辞めて良かったなとふと思ったりしています。
今一度、今後の働き方や業界全体を考えないといけないかもしれませんね。
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