仕事が丁寧だけど遅い人はなぜ使えない?!店長が考える4つの理由

元飲食店店長のもとてんです。

飲食店で店長をやっていた頃からよくいるのが仕事が丁寧だけど遅い人です。

仕事が丁寧だけど遅い人というのははっきり言えば飲食店などの職場では使えないことの方が多いでしょう。

仕事が遅いと自覚していればいいが、そうでない場合はかなり厄介になることが多いですね。

この記事では仕事が丁寧だけど遅い人はなぜ使えないのか店長経験から考えてみます。



仕事はバランスが大事

飲食店などの作業的な仕事ではバランスが大事なのです。

バランスとはスピードと丁寧さのバランスです。

「早くて雑」「遅くて丁寧」の両極端ではもちろん困ります。

それなりに早くてそれなりに丁寧さを持ち合わせている人が一番強いものです。

また、店長の評価は必ずと言っていいほど、

仕事の早い人の方が評価されるでしょう。

とはいえ、あくまで作業的な部分の話でもあります。

飲食店の仕事はホールとキッチンと分かれていることがほとんどでもあります。

接客を伴うホールではレジ対応など速さよりも丁寧さが重視されます。

丁寧さと言うよりは接客態度とも言えるでしょう。

雑な接客態度であれば、お客様の評判はもちろん、クレームが発生することもあります。

仕事の仕方によってポジションを考えるのも店長の仕事でもあります。

あまりにも丁寧で遅い人がいたら、キッチンからホールへポジションを変更してみたりすると良いかもしれません。

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飲食店ならではの問題

丁寧さがとにかく重要な仕事もあります。

しかし、飲食店などにおいては丁寧さより早さの方が重要になることが多いのです。

特に格安チェーン店などになればなるほどです。

高級レストランであれば、話は変わってきます。

それは人件費がどれくらいになるかということです。

格安なお店は人件費を抑えななければ、安い料金を維持できません。

つまり、厳しい予算に縛られた中で仕事をしなければいけないのです。

格安なお店というものはアルバイトの早い作業によって支えらているといって良いでしょう。

作業が遅いようではいずれはロボットに仕事を取られてしまうかもしれませんね。

このような店舗で働くのであれば、スピードを意識しなければいけません。

苦手な場合は自分に合ったアルバイトを探してみると良いでしょう。

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丁寧でも人はミスをするもの

仕事の早い人はミスが多いのではと思うところでしょう。

仕事が早ければ早いほどミスは出やすいのは確かです。

しかし、人が仕事している限りは必ずミスは出てしまうものでもあります。

要するに仕事が遅くて丁寧な人でもミスはするのです。

私が働いている職場でも仕事が丁寧で遅い人はいますが、ミスもそれなりにあります。

パーフェクトな人間なんていないものです。

飲食店など大量の商品を作ったりする仕事の場合は多くの数をこなすのでミスも出てくるものです。

100個に1個ミスするのであれば、

仕事の早い人は1日に1000個作って10回ミスすることになります。

仕事の遅い人は1日に300個作って3回ミスすることになります。

この場合はミスの回数では仕事の遅い人が少ないですが、作っている個数が違います。

たくさんこなしているからミスが多く目立つという可能性があるということです。

1日8時間働いたとしたら、仕事の早い人は1日に10回ミスしてます。

仕事の遅い人は1日に3回しかミスしていません。

単純にミスの回数だけを見ると、仕事の遅い人はミスが少ないと判断しがちですが、

生産性がまったく違うことがわかります。

アルバイトの時給はほぼ同じでしょう。

どちらが生産性が高く、効率が良いかはおわかりでしょう。

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丁寧を言い訳にしてしまう

最後によくいるスタッフの特徴としてあるのが、

丁寧であることを言い訳にしてしまうのです。

つまり、仕事が遅いことを指摘されたりした時に「丁寧にやってるから」と言い訳するのです。

また、早い人に対しては「あの人は雑だから」と真っ向から否定して自分を正当化します。

この発想になってしまうと、一向に仕事が早くならないものです。

どんなことでもそうですが、他人を批判・否定することで自分を正当化してマウントを取る行為を

しているようでは先がないものです。

丁寧だから仕事が遅いというのは勝手な判断にすぎません。

標準的なスピードで標準的な丁寧さがあればいいのです。

丁寧さというのは極限を求めるものではありません。

極限を求めては仕事は進みませんからね。

仕事というものは時間の縛りもあるものです。

特に飲食店などでは人件費のコストをかけすぎては利益がでません。

仕事は利益を出すから仕事なのです。

ボランティアではありません。

赤字になるようでは仕事をする意味がないのです。

会社の存在する意味なども考えていかないといけませんね。


まとめ

仕事は早い人の方が店舗などに対して貢献していると言えます。

店長や上司は仕事の早い人を評価するのは当然と言えば当然というところでしょう。

また、仕事が丁寧なのは当たり前だったりする場合もあります。

あるいは丁寧である必要はなく、標準レベルで良いという考え方もあります。

その中でいかにスピードアップしていくかを考えていくと良いでしょう。

丁寧さを持ち合わせたまま、仕事のスピードが上がれば、無敵ですからね。

店長は丁寧で仕事の遅い人が早くなるように教育していかなければいけませんね。

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