飲食店の人員不足は社員に問題がある?!

飲食店の人員不足は社員に問題がある?!

飲食店って人員不足が深刻なイメージがありますよね。

また、自分の職場が人員不足だと悩んでる方も多いかもしれません。

店長や社員の悩みの多くは人員不足によるものでしょう。

しかし、労働人口が減っているとはいえ、学生の収入源でもあるアルバイト。

インターネットで稼ぐ強者も存在はしているが、

ほとんどの人はすぐに収入が入る飲食店やコンビニなどのアルバイトをしていますよね。

実は飲食店バイトはそこまで人員不足ではないのです。

出展:マイナビ

これは最新のマイナビのアルバイト調査です。

アルバイトに不足しているという平均が68%に対して、

飲食店のアルバイト不足は平均より少ない65%ということがわかります。

これは最近の待遇改善なども影響があるかもしれませんね。

人員不足は店舗次第で大きく変わっていきます。

私も過去に飲食店で店長として10年ほど働きましたが、

人員不足で悩まされたことはそこまで多くありません。

しかし、周りの店長や店舗によっては人が足りないと口癖のように言っている方も多かったのです。

つまり人員不足というのは業界に問題があるのではなく、

店長や店舗に問題があることが多いのです。

店長によってお店は変わる

お店は店長によって変わります。

チェーン店では店長の異動などは定期的に行われます。

店舗の店長は2~3年もすれば変わるのが一般的でしょう。

特に問題の多い店舗などは店長が入れ替わりやすいものです。

私も飲食店で働いている際に、問題のある店舗に異動になったこともあります。

異動をたくさん経験してわかることは人員不足の店舗というのは状態がよくないことです。

いざ、新しい店舗に配属されて行ってみると、

「だから人がいないんだ」とわかることが多くありました。

もちろん、前任の店長を責めるわけはありませんが、

人が足りないのは店長や社員が「私たちのせいだ」と自覚を持たなければいけません。

実際に人が足りなかった店舗も私は任されたこともありましたが、

数か月後には人が足りた状態に持ち直したりしました。

採用活動ももちろんですが、社員の努力次第でどうにでもなるというのが実際のところです。

時給よりも働きやすさ

時給が低いから人が足りないと思う方もいるでしょう。

もちろん、時給が高い仕事の方が人気はあります。

かといって、時給が高いからといってその仕事が面白いか、働きやすいかは別問題になります。

時給はそれなりで良いのです。

地域の平均値であれば問題はないでしょう。

時給が何十円変わったところで、月の収入なんてそうは変わりません。

それよりも働きやすさが重要です。

辞めたくならない環境作りをしていかなければいけません。

下記の関連記事などを参考にすると良いでしょう。

飲食店でバイトに「辞めたい」と言われた場合の対処について~ベテラン編 飲食店で土日働けないバイトは採用しない方がいいですか?

悪評は広まりやすい

悪評というのはすぐに拡散されます。

ちょっとした言動がパワハラだったりセクハラだったり捉えられます。

バイトの早期退職は特に注意した方が良いでしょう。

喧嘩別れみたいな形で辞められた場合などは注意が必要です。

特に郊外の地域密着の店舗であれば、地域情報はすぐに広まります。

「あそこでバイトしない方がいいよ」「あのお店は店長怖いから働かない方がいいよ」

「あそこは仕事がきついよ」などと悪い評判が生まれてしまいます。

こういった評判が出ないようにするにはアルバイトに対してのケアーが必要となります。

たかが学生バイトと思ってはいけません。

学生であれば親がいます。親は主婦としてパート層にもなります。

また、所属している学校が近隣であれば、同じ学校のバイトが集まりにくくなってしまいます。

一度ついてしまった悪い噂などは消し去るにはかなりの時間がかかります。

1人1人のスタッフにしっかり目を向けてやる必要があるでしょう。

社員が働かない

よくアルバイトの不満で一番多いのが社員が働かないという意見です。

Yhoo!知恵袋などによく質問されている案件でもあります。

特にさぼりがちな人は要注意です。

店長や社員の働きっぷりはバイトは良く見ています。

働かない店長や社員の下で働きたくないというバイトもいるでしょう。

店長や社員は管理者であり、指示を与えたりすることが多くなってしまうため、

作業中心のアルバイトからすると理解されにくい部分が多くなることもあります。

飲食店の店長や社員は作業もしながら、管理する必要があるので大変なところもありますが、

そう思われないような仕事をしていく必要があります。

シフトがカギを握る

マイナビの調査によると、アルバイトが続ける一番の理由が「シフトに融通が利く」となっています。

つまり、シフトが大きなカギを握っています。

「人がいないからその日は休むな!」

「体調悪くても替わりいないなら休むな!」

など怒鳴ったりしていませんか?

シフトへの不満が蓄積すると辞める原因となるのはわかりやすいところです。

シフト作りは経験者ならわかると思いますが、けっこうしんどいです。

1人のわがままに左右されてしまうこともあるかもしれません。

大事なのは平等性を保つこと、労務を守ること、適正人員を確保すること、

戦力バランスを保つことなどが上げられます。

多くのことを考えながら作らなければいけないので精神的にも体力的にも消耗してしまう仕事でもあります。

ここに加わってくるのがバイトの休みの希望です。

上記のことを意識しながら、個別の休み希望や事情を考慮する必要があります。

シフトを変えるだけで店舗の人員不足が解消されるケースもあります。

本当は人が足りているのに、シフト作りが悪くて、人が足りないような状況にしていることもあります。

これはスタッフとのコミュニケーション不足などが要因でもあります。

スタッフの中には「もっと働きたい」と思っている人がいたり、

「本当はこの曜日がいい」「ラストまでやっても良い」など実は思っていることがあったりします。

定期的な契約更新や日々の中でもスタッフと話した方が良いでしょう。

シフトに関しての関連記事を参考にぜひ人員不足で悩まされてる方は取り組んでみてはいかがでしょうか。

飲食店のシフトの組み方に大事な5つのこと 知らなきゃヤバいシフトを早く作った方が良いシンプルな3つの理由

店長や社員次第で現場の人員不足は大きく変わります。

人員不足で悩んでいるのであれば、自身の仕事ぶりを今一度考え直してみても良いかもしれませんね。

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