2020年(令和2年)になり、新型コロナウイルスにより日本だけでなく、
世界が脅かされています。
学校の一斉休校など滅多にない施策などで翻弄される国民。。。
そして、社会人である我々も被害や不安を多く受けているところでしょう。
特に飲食店やエンターテインメント、観光などのダメージは計り知れません。
飲食店はガラガラで私の勤めていたような回転寿司も普段より客足が落ちていることが
行ってみるとわかります。
不要不急の外出の自粛により大きな影響を受けるのがこれらの業界でしょう。
実際に10年以上飲食店で勤めていた私としては現場で働いている方の危機感は相当なものだと推察できます。
私は2011年の東日本大震災の際には飲食店で店長をしていました。
その際に自分の店舗だけでなく、会社として大きな損失をして会社はその後大きく傾きました。
今回の新型コロナウイルスにおける状況も会社を大きく傾ける可能性が示唆されます。
Contents
このまま飲食店で働いて大丈夫なのか?!
飲食店で勤める多くの社員の不安のひとつがこのまま今の仕事で良いのだろうか、という不安があることでしょう。
私の場合は会社が傾き初めて実際に転職しました。
不要不急の外出を控えるよう自粛要請されてしまうと、
飲食店は大きな影響を受けてしまいます。
「食」は飲食店でなくてもできることでもあり、
2019年の消費増税により、外食より中食というのはもはや周知のことでしょう。
今後の見通しはかなり暗い業界であることはたしかです。
そのため、各社が力を入れているのが弁当などのお持ち帰り商品つまりテイクアウトです。
このテイクアウトが強い会社であれば、まだ救いようがあるかもしれません。
しかし、完全に外食オンリーの状態では不安が多くなってしまいます。
新型コロナウイルスはこのまま終息するのではなく、
インフルエンザのように毎年流行してしまう可能性が高まっています。
つまり、定期的に自粛ムードが漂ってしまうことになります。
また、ウイルスというのはどんどん進化していきます。
新しいウイルスの恐怖が付きまとうのは長いスパンで考えれば定期的に訪れるものでもあります。
飲食店は一時的なブームなどが訪れることはあっても、
右肩上がりはもちろん、同じ状態を維持することも難しいことがわかります。
新型コロナウイルスは飲食店に影響ある?!
そもそも新型コロナウイルスは飲食店に影響あるでしょうか?
実は風評被害が多いだけで、それほど飲食店に行ったからといってウイルス感染するようなことは少ないでしょう。
元々、飲食店というのはノロウイルス対策として衛生面には十分に気を遣っています。
体調管理から店舗での殺菌など保健所からも指導されており、
個人営業でない限りは多くのチェーン店ではその対策は十分取れている場合が多いでしょう。
私の勤めていたところでも手洗いや殺菌、消毒など十分に行われていました。
これによりノロウイルスと共に新型コロナウイルスも殺菌できています。
感染している人が働いていたとしても飲食店から感染が拡大したという報道がないのがわかります。
逆に言えばライブ会場だとか大きなイベントだとか衛生面にまったく気が遣われていなかったところで感染は拡大しています。
お客様からすれば、飲食店で次の事項を気を付ければ安全に飲食できると言えるでしょう。
- 入店時の手洗いと消毒
- カウンター席のような濃厚接触を避ける
- 換気が十分に行われているか
- 不特定多数が触れるものは殺菌、触れたら消毒
- バイキング形式には気を付ける
現在のところ、食品を介しての新型コロナウイルス感染はないので、
食べ物自体は安心して良いと考えられます。
つまり、実際のところは飲食店を利用したからといって、感染が拡大するとは一概には言えず、
外出を控える自粛ムードが高まることによって避けられてしまい、
経済的に被害を受けている状況だと言えるでしょう。
飲食店にとっては本来は新型コロナウイルスよりノロウイルスなどの食中毒の方が怖いものです。
また、飲食店に限らず、衛生面に気を遣わないで食事をすることの方が問題であり、
中食や間食で手洗いを怠る方が実際のところは危険だったりします・・・。
業績悪化は避けられない
2020年における新型コロナウイルス騒動により、多くの飲食店は大きなダメージを受けています。
客足が遠のいているのは事実であり、月次報告や会社の四半期決算報告などで徐々にあらわになっていくでしょう。
確実に会社としては業績悪化してしまいます。
もちろん、自粛ムードが終息すれば回復の可能性も考えられますが、
日本経済だけでなく世界経済が株式の暴落からもわかるように悪化し始めています。
そして消費増税により日本のGDPも悪化していることがわかります。
この点から考えても業績が簡単には回復しないことがわかります。
現場の社員においてはこの影響が徐々に出始めるでしょう。
それはボーナスカットだったり、昇給カット、リストラなどになります。
店舗が閉店するチェーン店も出始めれば店長の人数もいらなくなりますし、
昇給自体も可能性が減ります。
リーマンショックから10年以上経ち、再び不況となることは大いに想定できます。
不況に強い飲食店と弱い飲食店
不況となってしまうと、飲食店などの外食は避けられがちです。
しかし、不況にも強い飲食店と弱い飲食店があったりします。
自身の働いている飲食店は不況に強いか弱いかは考えてみる必要があるでしょう。
不況に強い飲食店というのは客単価が安い飲食店です。
消費者はより安いところへ行くようになります。
回転寿司で言えば、がってん寿司などのような価格帯よりはスシローなどのような100円の価格帯になります。
牛丼やファーストフードは強いと言えるでしょう。
不景気になると、ここまで上がり続けていた給与の上昇が止まります。
会社側はアルバイトの人件費を抑えられるので、価格維持も可能となります。
労働者側は時給が低くても、雇用が減るので働かざるを得なくなります。
このあたりが下支えになりそうですね。
一方の弱い飲食店はその逆で高価格帯となるでしょう。
不景気では贅沢できませんからね。
転職するなら不況になる前に
現在は不景気に向かう一歩手前と言えるでしょう。
今後の飲食店の状況などを考えると場合によっては転職も視野に入れなければいけなくなります。
飲食店の多くは現状では人員が不足していたので、
売上減少により、人員がちょうどよくなっている場合もあるでしょう。
ただ売上減少の影響が現場の働いている社員に徐々に降りかかってくることになります。
私は36歳という年齢で転職しました。(詳細は下記関連記事掲載)
35歳で今から飲食店店長が転職ってできるの? 飲食店店長の転職体験談!どうすれば辞められる?転職の仕方と方法教えます現在は新型コロナウイルスの影響により、転職活動も止まっている状態のところもあるため、
検討するための時間を取りやすいというメリットがあります。
また、自粛により活動していない人も多いため、ライバルも少なく準備期間としては最適かもしれませんね。
客足が少なく、仕事が落ち着いている今だからこそ、今後について考えるのも良いかもしれないでしょう。
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