数か月前ですが、プロブロガーであり現在はYouTubeに活動幅を広げているイケダハヤト氏が
「トラック運転手はもうすぐ無職になります」という動画を出しました。
昨今は力を持ったインフルエンサーが言うことは正しいと認識してしまう方が多いですが、
そろそろ間違っていることに気づいてくる人も多いのではないでしょうか。
実はこの話、イケハヤ氏はもっと前からしていたりします。
しかし、2020年となりましたが、何か変化は見えてきたでしょうか?
これが現実であったりします。
自動運転が身近に感じられるでしょうか?
あるいは5Gのサービス開始というCMが始まってはきましたが、
具体的に何ができるのか、どう生活を変えられるのかは明確には伝えられていませんよね。
昨年にあれだけ5GでYouTube界隈では騒いでいましたが、現在はひっそりとしてきている感もあります。
そう、それは何も変わる気配がないのです。
2000年頃に始まった3Gですら、20年経ってようやくサービスが終わるとのことですからね。
そして、現在は新型コロナウイルスの影響で自粛ムードが強まり、生活が激変してきている人も多いでしょう。
トラック運転手の需要は高まる一方
新型コロナウイルスの影響でトラック運転手の需要は高まる一方です。
現場では人員不足との声も多く飛んでるのではないでしょうか。
実際に私の会社関連でも、トラックが足りないという声があります。
それは生活必需品でもあるトイレットペーパーやティッシュの品薄になるというデマから始まった騒ぎでもわかるでしょう。
国民が必要とするものは必ず誰かが運搬しなければいけません。
つまり輸送は必須なのです。
そしてその需要は自粛すればするほど、高まるばかりです。
外出の機会が減れば、多くの人は楽手市場やamazonなどのネットショッピングを利用します。
それには必ず輸送が必要となります。
ネットショッピングの利用は年々増えており、
今後も右肩上がりなのは間違いありません。
それは新型コロナウイルスのようにウイルスも進化しますから、
外出が今後も危険と言われる可能性は極めて高いからです。
さらに現在は60歳前後でもスマホの活用度は高く、
今後の高齢者はネットができる高齢者が増えていきます。
それは携帯電話でのi-modeが普及していた2000年くらいにバリバリ使っていた世代が
どんどん高齢になっていくからです。
私の周りの60代もスマホをそこそこ使いこなしているくらいです。
今後も自給自足できない限りは何か物を運搬するということはなくならないのです。
そもそも自動運転は現実的ではない
そもそも自動運転という技術はかなり進んでいます。
しかし、現実的ではありません。
これは技術的にいくら発展を遂げようと、現実として使えないということです。
ちなみにドラえもんの未来の絵でも人が運転していますよね。
現実として使えないというのはどういう意味かというと、
法整備や責任問題が解決しないということです。
これは勘違いしやすいのですが、あくまで自動運転というのは
ドライバーがいて、操作の負担をなくせるレベルでしか実用化は難しいのです。
想像してみればわかるはずです
人の乗っていない大きな車が道路を走っているということです。
子供や高齢者の急な飛び出しで回避できるでしょうか?
狭い道でも進んだり、右折する際に直進車を判断してできるでしょうか?!
そこで横断歩道に人や自転車がいても止まるでしょうか?!
信号や交通標識を正しく認識できるでしょうか?!
そもそも道路は突発的に工事していることがあったりします。
そういった際にも判断はできるでしょうか。
考えればキリがないほど無茶な話というのがわかります。
ましてやトラックの運転は車体が大きいので操作も難しくなります。
自動で狭い道に入ったりするのは非常に困難となるでしょう。
そして一番の問題は万が一、事故が起きた場合の責任はどうなるのでしょうか。
持ち主は機械に責任転嫁するでしょう。
つまりは自動運転という技術が進んだところで、
解決しない問題が山ほどあるということになります。
自動運転=無人ではない
「自動運転になると、ドライバーがいらなくなる。」と解釈している人が多いかもしれません。
これは大きな間違いだと考えます。
自動運転というのはドライバーの負担をなくすということで、
無人化となるものではないでしょう。
どこでもドアがない限りは人は移動を必要とすることがあるはずです。
人を輸送する電車ですら運転手がいまだにいますよね。
モノレールなどでは自動運転が出来ていますが、
現実では電車ですら、まだ人が運転しているのです。
電車には線路があり、そう簡単には脱線しません。
しかし、道路はどうでしょうか・・・。
ドライバーは必要不可欠な存在となる
ここまで述べると、多くのことに気づかされるかもしれませんね。
冒頭で述べた「トラック運転手はもうすぐ無職になります」というのがいかに現実離れした戯言かどうかがおわかりいただけたでしょうか。
また、「もうすぐ」という表現も明らかに誇大表現ですし、何年先となるでしょうか。
本来、「もうすぐ」というのは辞書で調べるとわかりますが、今すぐに起こるということです。
最近はYouTubeなどの動画で個人が発信できるようになり、
こういった誤情報や嘘の発信が多くできるようになってしまいました。
このような情報に流されないように注意をしなければいけませんね。
ちなみにトラックの運転手ですが、需要は高まる一方なので、人員不足に陥ったり、
過労が多くなったりしています。
そのような状況下で無職になるというのは定年などを除けば現実的にはそう近い将来でも訪れないのではないでしょうか。
むしろ、自動運転により操作負担が減ったり、自動化により労働環境の改善が期待されます。
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