意外とバイトが答えられない「お給料は誰から貰っているの?」の答えは?

飲食店店長の一番の仕事は教育です。

特に現在は人手不足が深刻な時代に加えて、SNSによる炎上などの案件も増えています。

より、教育というものの難しさや必要さが感じられるところです。

教育がしっかりしていない店舗では、アルバイトがすぐに退職したりしてしまい、

人員不足に陥りがちです。

また、教育不足から、アルバイトがSNSに動画を上げたり、やってはいけないことがよくわかっていなかったりと大変苦労してしまいます。

そんな教育の際に、元店長の私がよく使っていた言葉を伝えたい。

私は店長時代に、社内の中では教育や躾に関してわりかし、評価されていた方でした。

それはなぜかというと、面接から入社までのオリエンテーションをしっかり行い、

指導できていた観点があったからでもあります。

お給料は誰から貰っているのか?

私は学生アルバイトには必ず聞いていたことがあります。

それは「お給料は誰から貰いますか?」という質問です。

採用したアルバイトの最初のオリエンテーションにてこれは質問していました。

もちろん、学生だけではなく、主婦パートにも聞いたりしたこともあります。

しかし、意外と多くの方が答えられないのに驚きます。

よくある答えが「会社」「店長」というものです。

もちろん、現実的に、厳密的に言えば「会社が支払っている」かもしれません。

ただ、質問は誰から貰っているかです。

店長はもちろん、給料を貰う側でもあります。

採用したアルバイトに給料を店長は上げることはできません。

給料明細ならお渡しできますが・・・。

答えは簡単です。

お給料は「お客様」から貰っているのです。

飲食店ではお客様が支払ったお金からしか売り上げは生まれません。

お客さまから頂いた売り上げの一部がスタッフの給料となるのです。

構造を理解しなければいけない

この構造を理解しなければいけません。

というか、理解させてあげるようにしましょう。

わかりやすく言えば、お金の出どころがどこなのかです。

特に初めてのアルバイトなどの学生アルバイトは仕組みを理解できていません。

「1時間いればお金がもらえる」というのが学生バイトによくある発想です。

お金が発生しなければ、給料が発生しないのがリアルな構造です。

働く前の心構えとして、必ずわかってもらうようにしましょう。


忙しくなければ仕事は成り立たない

「忙しくて働きたくない」

「また客きたし・・・」

「暇で良かった」

こんなアルバイトの声が聞こえることはないでしょうか?

いればお金が貰えると思っていると、こういった考えが生まれてきます。

時間給と言うのはたしかに時間でお金が貰えます。

しかし、そのお金というのはお客様が来て、支払ってくれない限りは生まれないものです。

つまり、仕事はそれなりには忙しくなければいけません。

自分の人件費を稼ぎ出さないといけないわけです。

極端な話、お客様が一人も来なければ、そこにスタッフはいらないのです。

暇であれば、それはスタッフが必要以上にいる場合もあります。

歩合制の仕事であれば、この感覚はすぐにわかるのでしょうが、

飲食店などではなかなかこの感覚にならないものです。

社員であれば当たり前のことかもしれませんが、

アルバイトであればこういったことを教えていく必要があります。

作業する前に必ずオリエンテーションをしよう

あなたのお店では新人アルバイトにいきなり仕事をさせていませんか?

いまだにとりあえず、「これやって」のような作業スタートの職場があるようです。

アルバイトを採用したら、必ずやっておきたいのがオリエンテーション。

教育の基本中の基本でもあります。

必ず、オリエンテーションを実施してから作業を始めるようにしましょう。

アルバイトの気持ちの持ち方が全く変わってきます。

また、アルバイトとの距離や信頼などにも変化が見られます。

しっかりアルバイトを育て、辞めさせないような環境を作るのが店長や社員の仕事でもあります。

是非、実践していきましょう。

その他、飲食店社員のための記事など書いていますので参考にしてみてくださいね。

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