店長はホウレンソウよりザッソウを心がけよう


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私が店長をしていた頃はよく「ホウレンソウ」をしっかりやることと上司に言われていました。

ホウレンソウとは【報告・連絡・相談】のそれぞれの頭文字を取ったものです。

何かあった時は必ず、上司に報告、連絡し、相談することということですね。

しかし、働き方改革が進み、報告や連絡がほぼメールなど一方通行となることも多くなりました。

果たしてそこに「相談」する機会はあるのでしょうか?

また、上司と部下の距離感も遠くなっという社員が現在は多くなったのではないでしょうか。

特に女性の社会進出も増えているとセクハラ疑惑なども厄介でしょう。

あまり親しくなりすぎるわけにもいかなく、それこそ距離は縮むどころか広がるばかりです。

つまり「ホウレンソウ」の相談というのは難しくなったということです。

そこで登場したのが「ザッソウ」という考え方です。

これは【雑談・相談】の略になります。

雑談から始まり、相談するような関係、流れになるという意味ですね。

いきなり相談というのはハードルが高すぎます。

まずは雑談をしていって、距離が縮まったところで相談に乗っていくということです。

実際に私は数年前まで店長をやっていましたが、

この「ザッソウ」という考え方はだいぶ前からリアルでは使われていた考え方でもあります。

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いきなり「辞めます」を作らないこと

アルバイトがいきなり「辞めます」と言ってきた、という経験はないでしょうか?

店長であるならば、一度は経験している方が多いかもしれません。

「辞めます」というのは覚悟を決めて伝えた状態です。

しかし、「辞めようと思うんですけど」なんて切り出されたこともないでしょうか?

これはまた辞めるかは決めていない状態で迷いがある状態となります。

この状態であれば、まだ引き止めることは容易でもあるでしょう。

しかし、前者のように「辞めます」を覆すのはかなり難しくなってきます。

この「辞めます」を言われるというのは大抵は店長の責任でもあったりします。

それはそのスタッフに対してのフォローがしっかり出来ていなかったということです。

相手の不安や不満を感じ取れず、放置してしまった結果といっても良いでしょう。

「ホウレンソウ」で言えば、スタッフは辞めるということを報告、連絡しただけになります。

特に今の時代はこの連絡程度で終わってしまうことがあまりにも増えてきたのではないでしょうか。

場合によっては連絡があるだけましだったりしますが・・・。

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まずは雑談から始めよう

まずは雑談から始めるようにしましょう。

上司は部下が相談できるような環境を作ることが大事です。

店長が鬼のような形相でいつもいたら、部下は相談できるでしょうか?

店長は部下がいつでも相談できるように接する必要があります。

これは部下がアルバイトだろうが社員だろうが関係ありません。

私は店長時代によく休憩室なんかではくだらない話をしたものです。

これは人によって興味のある話題も違うので、相手の興味ある分野を広げていくと良いでしょう。

自分と少しでも共通な部分が見つかったり、話を発展させられるかが腕の見せ所でもあります。

だから会話の上手い店長というのは部下にも慕われるようになるのです。

これはもはや学歴がどうとかではなく人間性が出るかもしれませんね。

また、その時だけではなく、継続的に話すことも重要です。

「こないだの話だけど、あの後どうなったの?」などとどうでも良いことにも

興味を持って話すことが必要です。

人は話の続きをわざわざ聞いてくれる人に好感を持ちやすいでしょう。

これを続けてやると、今度は相手から話すようになります。

心が打ち解けてくると、仕事の相談がお互いにしやすくなるということですね。

最近は雑談をも嫌がる人もいるかもしれません。

そんな人でも必ず興味のあることがあります。

世間に興味なさそうな人であれば、SNSやパソコンの話題になると楽しそうに話し始めるかもしれませんね。

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相談されるようになること

上述のような雑談を意識せずにやれるようになると良いでしょう。

これは「相談されよう」と思ってやってるとうまくいくものではありません。

自然と話していかなければいけません。

店長が相手に興味を持つ必要があります。

店長はスタッフのことを好きになる必要があります。

好きといっても恋愛などの好きではありませんからね。

好きな人には興味を持つものです。

「相手のことを知りたい」という気持ちが大事で、

その気持ちが会話を生み出し雑談を成立させていくでしょう。

私も実際にスタッフと野球の話で盛り上がったり、

ゲームの話で盛り上がったりしながら、友好な関係を築くことができました。

相手も話やすくなるため、どんどん仕事で困った事も話始めるのです。

問題になる前に解決することができるので、お店はどんどん良くなっていきます。

店長はこうした状態を作る必要があるのです。

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まとめ

「ホウレンソウ」といつまでも堅いことを言っていてはうまくいかないものです。

「ザッソウ」という考えは私が店長の頃から行われていたことであり、

今になって見直されているということでしょう。

昔はよく「仕事に関係のない話はするな」などと口癖のように言われたかもしれません。

もちろん、仕事中はそれで良いかもしれませんが、

結局、外に出ても仕事の話ばかりになってしまいます。

社会人は特に飲み会と言われる愚痴会があったりするでしょう。

パートさんでも女子会と言われる愚痴会があることでしょう。

そんな場で上下関係があるのであれば、愚痴を言い合ってるようではいけません。

雑談でいいのです。

お互いが楽しいと思えるような雑談を交わして、それを継続していくことが相談を生み出すのです。

是非、「ザッソウ」を頭に入れて実践していきましょう。

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