店長の年収というのは本当にピンキリであります。
もちろん、業界によって大きく違いますし、実績によっても変わってきます。
さらには会社の業績によっても大きく変わります。
「店長」をやっているからといって年収が高いわけでもありませんし、
ましてや高卒だとかなり低い場合もあります。
私は回転寿司チェーン店で店長を10年ほどやっていました。
その詳しい年収などは下記の記事で書いています。


私は大卒でしたので、高卒の店長は私よりもっと低かったりします。
また、私が働いていた店に転職してきた店長に聞くと、
大手ファミレスでは店長の年収が700万円ほどあったと聞きました。
また、小売店でも同じくらいとのことです。
つまり身近な事例でも200万円から300万円の金額の差が生じているわけです。
もちろん、中には年収1000万円という店長もいるでしょう。
そして、店長と言う仕事の根本はどの業界でもほとんど同じとも言えます。
ということは年収低い店長というのはリスクだけを負っていて損をしているということになります。
店長を辞めて転職したら年収が上がった
私は4年ほど前に店長という職位を捨てて、転職をしました。
なぜ転職をしたかなどについては下記の記事を参考にしてくださいね。


転職をすると年収が下がるケースもあるでしょう。
しかし、私は現在は店長という役職よりも低い役職でもあるのに関わらず、
店長時代より多い年収となりました。
これは業界の差や会社の基本的な部分の違いによるものが大きいでしょう。
既に店長で年収が低いのであれば、その年収が大きく変わることは厳しいかもしれません。
その場合は同じ店長でも年収が高く貰える会社に転職した方が利口と言えるでしょう。
わかりやすく言えば、回転寿司業界に例えてみると
元〇寿司で年収450万円で店長をやっているなら、年収650万円でスシ〇ーで店長をやった方がよいということです。
この場合は同じ業界でありながら、年収に大きな差があるということになります。
仕事自体には大きな差はないということでしょう。
さらには同じ店長という役職でも回転寿司ではなくて、別の業界の方が利益率が高く給料も高いというケースは多くあります。
このように今の自分の店長としての給料が適切なのかどうかは同じ業界や違う業界の店長の年収と比べてみると良いでしょう。
下記サイトの口コミ情報を参考にすると業界の店長の年収がわかったりします。
また、ミイダスなどのサイトで自分の市場の価値を診断してみると良いでしょう。
店長のリスクが高すぎる
店長というのはリスクが高いです。
それは店舗で起こった様々な問題の責任が生じるからです。
店舗でのクレームやトラブルというのは非常に多いものです。
マイナスなことが多ければ給料も下がってしまいます。
また、クレームやトラブルによっては休みを返上して仕事しなければいけませんし、
昨今の人員不足によって店長含む社員負担は年々厳しくなっています。
人がいなければ自分が働かなければいけませんし、
人がいなければ売り上げも上がりません。
つまり、年収をアップさせるというハードルは非常に厳しいものです。
さらには最近はSNSでのバイトテロなどがあったりします。
その責任は店長にも当然降りかかるのです。

バイトのちょっとした悪ふざけですら、自分の人生を左右することになってしまいます。
当然ながら、それに見合う給料をもらっていなければ、店長を続けていくのは非常に損をしているということでしょう。
精神的にも体力的にも店長は厳しい
多くの会社や店舗では店長には労働時間という考え方がありません。
役職手当や見なし残業という制度により、長時間働いたからと言って高い給料になるわけでもないのです。
一般の社員であれば、残業するほど残業代が貰えるかもしれませんが、
店長という立場の場合は管理する立場であるため、残業代はつかないことが一般的です。
また、残業代がついたとしても、上限が決まっていたりします。
もう少し具体的に言えば、残業代は店長の店舗の経費ですので、
自分の残業代をしっかり付ければ、自分の店舗の人件費が高くなるので、
つけたくても付けられず、サービス残業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。
そうなると、店長によっては労働時間が月に200時間を余裕で超えてくる場合も出てきます。
もちろん、これはピンキリで休みなしで働く店長もいるでしょう。
また、私のようにしっかり休んで効率よく回してしまう店長もいるでしょう。
このあたりの方法や具体例は下記の記事で書いています。



つまり、前述のようなリスクの精神的な負担に加えて、
労働時間の過多などの体力的な負担が大きいという面があります。
年収500万円以下の店長は考えた方がいい
昨今は人件費が上昇しています。
これは日本全体で給料が上がっているということになります。
しかし、店長でありながら、自身の年収は増えずにアルバイトの時給だけが上がっているなんてことはないでしょうか?
これは非常におかしな話でしょう。
世の中全体で給料が上がっている中で、自分の給料が上がっていないのであれば、
実質では下がっているということになります。
さらに言えば消費税が増税されたり、社会保険料が増えたりと、経済的な負担も増えています。
その中で自身の給料が上がっていないのであれば、それは下がっているということになります。
店長という職位であれば年収500万円は保証されてもいいくらいの負担があります。
しかし、実際にその金額を貰っていない店長クラスの人間は山ほどいます。
その一方で社員が不足している会社も多くあります。
私は実際に転職活動をしてわかりましたが、
店長レベルの人材を欲しがる会社はそれなりに多くあります。
つまり、年収500万円支払ってでもあなたを欲しがる会社は意外なほどにあるものです。
それでも今の会社以上のところはないだろうという錯覚により転職に踏み切れない店長も多くいることでしょう。
店長レベルの役職であればスカウト登録によりオファーすら来ますからね。
以前に比べると精神的負担はかなり少なくなりました。
しかし、年収は以前より増えたのです。
仕事量と年収が比例すると思っているかもしれませんが、
実際はそんなことありません。
安く働かされてるだけの場合があります。
特にこれは私のような就職氷河期に就職して働き続けている場合に起きやすい事例でしょう。
今一度、自分の市場価値などを再確認する必要があるかもしれませんね。
年収の低い店長は特に考えた方が良いでしょう。
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