就職活動をしている方のために飲食店のよくある募集要項の嘘と本音を
実体験からリアルな実態を報告していきたい。
就活をしていると、最初に見るのって企業の採用情報、募集要項ですよね。
ここに書いてあることをベースにいろいろ見ていく方が多いでしょう。
私は新卒で回転寿司という業態に入りました。
店長も実際に経験してきたので、そのあたりの実態をこれから働こうという方の参考になるように公開していきましょう。
転職サイトなどを閲覧してもいいことばかりしか書いていません。
基本的にはここの情報はアテにしてはいけません。
転職サイトは会社の検索をしたり、応募したりする入り口であり、
会社の情報などは実際に働いた方の体験談や口コミを見ておいた方が良いでしょう。
上記のような口コミサイトを利用し、実際に働いた方の情報を取得するようにしましょう。
それでは募集要項によくある概要に従って進めていきます。
幹部候補募集、店長候補
飲食店によくあるフレーズです。
幹部候補は一見、かっこよく見えますが、要は店舗責任者ですね。
店長または店長代理などです。
そもそも飲食店の多くは店舗に社員は一人か二人程度。
つまり、店舗を管理する能力が必要になります。
そういった人しか残りません。
作業はアルバイトで賄っていますからね。
入社するからにはゆくゆくは店長やエリアマネージャーになることを想像しておくようにしましょう。
新卒の方であれば将来は機械化や自動化が進んでいるかもしれませんね。
勤務時間:シフト制による
勤務時間についてシフト制によるというのはよくありますよね。
早番や遅番なんて言葉が躍っていることもあります。
シフト制は時間や曜日など休みは不定期となります。
シフト制のメリットは休みをある程度自由に決められるところでしょう。
土日が必ず休みの仕事とは違い、飲食店の場合は土日は出勤の場合が多いです。
しかし、平日の月曜から金曜まではある程度、休みの希望が通るケースが多いでしょう。
ただ、デメリットとしてはシフト制の休みは店舗の人員状態などによりかなり変化があります。
連勤が長くなることもあるでしょう。
また、早番や遅番というのはあまり当てになりません。
店舗に社員がしっかり確保されていなければいけませんし、
あくまで理想的な姿であり、店舗によっては不可能な場合があります。
店舗自体も選べませんし、上司の管理体制など運によるものが大きいでしょう。
シフト制の会社に入っても、結局、仕事は1日だったという例は数多くあるところです。
このあたりは面接でもしっかり確認すべきでしょう。
年齢制限:35歳くらいまで
転職など中途の場合は年齢制限を設けているところは多いですよね。
ぶっちゃけ35歳くらいまでの若さがないと飲食店は勤まりません。
飲食店はある程度の作業の早さなども求められるので、
動けるかどうかは重要な要素となります。
また立ち仕事であるので、やはり年齢が高いと体力的にも身体的にも厳しくなります。
このあたりも考えれば年齢制限は妥当なところですし、
若くても体力に自信がない方には厳しいのが実際のところなので注意しましょう。
35歳で今から飲食店店長が転職ってできるの?1日8時間勤務
こんなことが書いてあったら要注意です。
8時間勤務なのは当たり前のことであり、残業がないと言っているわけではありません。
残業自体は必ず存在します。
また、気を付けなければいけないのは8時間勤務であり、サービス残業があるパターンですね。
特に店長などになった場合に残業代すら出ない会社もいまだに存在するでしょう。
このあたりは確認が必要ですね。
また、8時間で果たして仕事が終わるのかというと難しいところでしょう。
飲食店の場合であれば、お客様相手の仕事です。
忙しさによって勤務時間が替わることはよくあるところです。
また、閉店業務なんてものは終わらなければ帰ることができません。
残業がないということは普通に考えるとあり得ませんし、
8時間で終わる保証はほぼないといっていいでしょう。
【2019年最新版】飲食店の年間休日ランキング有給休暇
募集要項などに有給休暇が書いてありますよね。
あれは書くことが必要なわけで書いてあるだけであり、規則上権利は生じるものですよね。
問題は有給休暇が使えるかどうかです。
ここは口コミなどで調べるのが得策でしょう。
会社は有給休暇があることはもちろん謳います。
本社の人間の言うことはあまり当てにならないことがほとんどです。
現場では有給休暇が取れないことはよくあります。
また、上司によっても変わってきます。
年間休日105日って少ないの?普通はどのくらい?交通費全額支給
交通費全額支給というのは当たり前といえば当たり前の話ですよね。
しかし、気を付けなければいけないのが車通勤の場合。
郊外の店舗などでマイカーがある場合はマイカー通勤なんてこともあるでしょう。
この場合の交通費は支払われるけど、損するケースが多いので気を付けましょう。
私はほとんど車通勤していましたが、基本的にガソリン代が支払われます。
キロ数などで計算されるのですが、ガソリンの価格は変動するものです。
ガソリンの価格があまりにも低く設定されていたりします。
ガソリンが高い時は損するなんてこともありますよね。
また、店舗間異動など車を仕事で使うことは通勤以外にもあります。
そういった時に車に対しては全く交通費など考えてはくれないことがあるので注意が必要です。
多くの就活生が知りたい面接で優位に働く魔法の言葉とは?まとめ
よくある就職サイトなどの募集要項の言葉は意外と鵜呑みにできないことがわかるでしょう。
会社は面接の時もそうですが、就職情報なども良いところしか伝えません。
必ずその情報が正しいのかどうかなど会社選びをする際には公式サイトなどだけではなく、
実際の先輩社員の声や実際に働いている人のブログなどを読むのも良いと言えるでしょう。
10万件の企業口コミ。キャリコネ
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