飲食店の店長の手取りってどのくらいなのかご存知でしょうか?
手取りとはあらゆる税金や保険料などを差し引き、実際に口座に振り込まれる金額になります。
これが意外と低いので驚きです。
実際の給与明細はこちらで公開しています。
私は20代半ばで店長となり、10年ほど店長として働いていました。
平均的な手取りの金額は?
私が実際に貰っていた平均的な手取りの金額は20万から25万くらいの間になります。
ちなみに大卒です。
店長成り立ての頃で20万円程度でした。
ただし、これは独身の若い時で控除金額も少なかったためでもあります。
結婚すると、家族手当が付いたりしますので変わります。
4年ほど前の35歳くらいの時で25万円くらいでした。
これには家族手当や住宅手当、通勤手当などが含まれています。
高卒の店長はもっと低い金額となります。
ちなみにエリアマネージャーはこれに3万円程度増えた金額となります。
店長という責任にしては給料は低いのではないかと感じますね。
役職手当はどのくらい?
店長になると、残業代が付かず、役職手当で処理される場合が多くあります。
私が勤めていた会社は入社当時では役職手当が約7万円でした。
これが直近だと、業務手当という名称に変更されました。
そして、みなし残業という形で支払われることになります。
役職手当や店長手当という名称で支払われているかは会社によって様々です。
これは管理職といいいながら、雇われ店長であり管理権限があまりないという実態からこのような変更がされている場合が多いです。
ちなみに役職手当だった場合は管理職であるので、残業代が支払われなくなります。
私の勤めていた会社でもありましたが、副店長の方が残業代が支払われるので、
店長の手当を上回るケースが出てきます。
これに対して、店長の不満などもあり変更された経緯もあります。
年収ベースだとどのくらい?
私の場合の年収は平均すると450万円くらいでした。
これで月の手取りは先ほどの数字くらいになります。
こればかりは店長の年数や学歴などでも変わってきます。
さらにはボーナスによって大きく変わるので注意が必要です。
ボーナスで左右される
店長の給料はボーナスに大きく左右されます。
自分の店舗の数字が良ければ給料は良くなりますし、
数字が悪ければ、給料も低くなります。
また、ここには会社の業績も大きく関わってきます。
会社が赤字だったり、経営状況が悪ければボーナス何割カットなんてこともあります。
業態でかなり変わる
一言で「店長」といっても様々な業界や業態でまったく給料は変わってきます。
私の場合は飲食店の回転寿司という業態です。
回転寿司は利益率が非常に低く、客単価も低い商売なので、
給料もそこまで高くありません。
ちなみに某ファミレス店長は年収700万円ほどだと伺いました。
また、友人でネットカフェ店長をしていた者がいましたが、年収は私とそう変わりませんでした。
中小企業などになると、また変わってくるでしょう。


まとめ
飲食チェーン店は店舗数がかなりあります。
店舗の数と同じくらいに店長が存在しています。
パートやアルバイトがスタッフの大半を占める飲食店では
社員の多くは店長といっても過言ではありません。
それだけに、社員の平均年収に非常に近い数字になるでしょう。
仕事を選ぶ際には参考にすると良いでしょう。
店長という仕事はやりがいもありますが、非常に大変な仕事ともいえます。
1店舗あたりの月商も何千万となり、スタッフも何十名と抱えることになります。
店長と一般社員の給料がさほど変わらない会社もあります。
このあたりが飲食店社員の働きにくい環境のひとつかもしれませんね。
実際の給与明細はこちらで公開しています。
店長のことをもっと知りたい方は下記の記事も参考にしてくださいね。




コメントを残す