「5分前には出勤してください」
こんなことをアルバイトをしていると店長に言われたりしませんか?
あるいは強要される職場もあるでしょう。
「5時入りなのに、5時にカード切ったら怒られた!」なんて経験ある人もいるかもしれません。
特に飲食店などでは当たり前のように指導されたりすることも少なくないでしょう。
かくいう私も店長時代にはよく5分前出勤を強要していました。
しかし、あれから時代も変わりましたね。
そんな5分前出勤について元店長である私はこう考えていたりします。
強制するなら5分間の給料は払われるべき
時間給で働いていると、職場によって単位は様々でしょう。
10分単位、15分単位で支払われるところもあれば、
近年はチェーン店なんかでは1分単位で給料が発生するというところも多いです。
たかが5分、されど5分でもあります。
時間を効率よく考えれば考えるほど、その5分間を無駄にしたくはないところかもしれません。
1時間1000円の時給だとすると、10分だと約167円もらえます。
ということは5分は約83円の価値があるということです。
これを毎日していたら・・・と思うと馬鹿にできませんよね。
給料が支払われないのであれば守る必要はないですし、
その5分で仕事に関することをするのであれば、それは仕事ですし、給料は支払われるべきでしょう。
しかし、多くの店長はその5分を強要しておきながらも支払いたくないものでしょう。
【準備の時間】【引継ぎ時間】【連絡事項伝えるため】など様々な言葉で片付けたくなるものです。
1分単位で支払われている職場であれば問題ないことかもしれませんね。
でも10分単位なのに5分前出勤を強要されたら、労基を考えればアウトでしょう。
仕事であれば、それは支払うべきですし、店長は考え直さなければいけなくなります。
連絡や引継ぎが必要
それでも連絡や引継ぎが必要なのが一般の飲食店などのアルバイトでもあります。
よく17時でパートが上がり、アルバイトと入れ替えになるなんて光景があるでしょう。
その際に、引き継ぐことなどをしていると数分かかってしまうものでもあります。
あるいは飲食店ではキャンペーン情報など連絡が絶えません。
その際には朝礼や夕礼などと称して、伝える場が必要だったりします。
そのために、シフト時間の少し前を利用して行うなんてこともザラかもしれませんね。
とはいえ、連絡事項や引継ぎは業務でもあります。
シフト時間を利用して行うのが本来の姿なのです。
17時からであれば、17時からその連絡含め仕事をするのが当然でもあります。
要するに、シフト時間に引継ぎも含めて考える必要が出てきます。
シフトって多くの職場では線が引いてあったり、
時間ピッタリに書かれているものが多いでしょう。
しかし、ロボットではないのだから、17時の時間に人がパパっと入れ替わるというのはおかしな話でもあります。
レジなどの金銭業務でも管理が必要となることもあるでしょう。
この矛盾を解くためには、シフト時間を被らせて作る必要があります。
【前のパートが17時10分までで、次のバイトが17時から】というように。
問題が生じるのであれば、あらかじめそういったシフトを作る管理も必要となります。
こういった時間を最初から組み込んでいないと、労働時間がずれるなどで上司から痛い目に遭う店長もいることでしょう。
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お金の話になると、アルバイトをしているとついつい吠えたくなるものです。
しかし、ギリギリに来るというのはいかがなものなのでしょうか。
例えば、学校の授業であれば、少し早く席に着くものでもありますよね。
友達と待ち合わせするにしても一般的には数分前には目的の場所に到着しようとしますよね。
よほど時間にルーズだったり遅刻常連でない限りは当たり前のように数分前には来るものでもあります。
私もアルバイトは学生時代によくしていましたが、
やっぱり、遅刻が怖いので少し前には着くようにしてましたし、
それが当たり前のように感じていました。
これはその人の価値観だったり、やる気にかかわってきます。
仕事も同じで、17時から仕事で17時から働くのであれば、
17時から最大限のパフォーマンスをしなければいけないものです。
しかし、タイムカードを切った瞬間からそれができる人はそうはいないでしょう。
少し気持ちを整理したりする時間が必要だったりします。
長く店長をやっていて思うのはこの5分の時間でどうこう言う人ほど、
時間になったからといって最大限のパフォーマンスが出来ていない人が多いということです。
要するにエンジンがかかるまでに結局5分くらいは時間がかかるってことですね。
車がエンジンかけていきなりスピード出せないのと同じことかもしれません。
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店長は評価すべき
店長はアルバイトのやる気を評価する必要があります。
前項のようなやる気のあるアルバイトに関しては評価してあげるようにしましょう。
私は店長時代に、5分前で出勤しているかどうかを率にしてランクしたことがありました。
率にしてみると面白いことが見えてきたりします。
こういった数字化したものを時給アップの際に対象としていたものです。
ちなみにこれをやると、自然とアルバイトは早く来るようになりましたね。
「なんで私は時給上がらないんですか?」と聞かれても、数字化していれば困らないですよね。
アルバイトのやる気や意欲というものを上司はきちんと評価することが前提ともなってきます。
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まだまだ職場には早く来るように指導されている方は少なくないかもしれません。
もちろん、早く来た分にはお給料がその分支払われる必要がありますし、間違ってもいません。
ただ、5分なら良いが15分とか30分というのは異常にしか思えないところでしょう。
5分間の時間給があってもなくても、
少し時間前に来るくらいの余裕は欲しいところですね。
時間給以上に「信頼」を得ることができますからね。
その信頼が積み重なって時給がアップするのであれば、
その方が自分にとってプラスなのかもしれません。
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