5年前に飲食店辞めた私が伝えたいこと

元回転寿司店長のもとてんです。

このブログでも何度か書いていますが、

私は5年ほど前に飲食店である回転寿司店から別業種に転職しました。

そして現在、新型コロナの影響で飲食業は大ダメージを受けています。

正直に感じることは「あの時、辞めて良かった」と思う次第です。

今も懸命に業界で働いている方もいることでしょう。

辞めるタイミングというのは非常に大事だったりします。

もし、現在もあのまま働いていれば・・・

安月給の上にボーナスカットなど様々な影響があったことでしょう。

飲食からの転職については下記の記事で詳しく書いています。

35歳で今から飲食店店長が転職ってできるの? 元飲食店店長の転職体験談~流れとアドバイス

さて、現在飲食店で働いている方は人生の岐路に立たされているかもしれません。

このまま働いていていいものかどうか考えなければいけないでしょう。

飲食に未来はあるのか

飲食店に未来はあるのでしょうか。

現在の新型コロナの影響により、業績はどの会社でも最悪な状況を迎えています。

特に夜をメインとする居酒屋は会社の存続も困難な状況に陥り始めています。

飲食と一括りにしても、ジャンルによって様々でもあります。

夜の自粛によって居酒屋こそ一番の悲惨な結果となっていますが、

意外と焼肉のジャンルは強かったりします。

また、回転寿司や昼間を中心とするラーメンなどはそこまで大きくは落ち込んでいませんね。

ジャンルともう一つ、重要となるのが駅前か郊外の差でしょう。

テレワークの推進によるサラリーマンの減少により駅前や首都圏中心のチェーン店は苦しくなっています。

一方で家族連れメインの郊外の店舗やそれこそ回転寿司や焼肉は落ち込みが少ないですね。

そして、未来を考えるとますます厳しくなることでしょう。

というのは、ウイルスは変異しますし、今後も元に戻ることは考えにくいからです。

また、一度離れたお客様というのはなかなか戻ってこないものです。

外食しないルーティンを作ってしまった人は再び外食するというスタイルに戻らないものです。

今回の新型コロナ禍で【おうち居酒屋】【テイクアウト】などを利用してみて、

その良さを感じてしまう人は一定数はいるはずでしょう。

さらには軽減税率なども廃止されないと、ますます外食に生き残る道はなくなってきます。



テイクアウトへの対応がカギ

飲食店の存続に重要なものがテイクアウトになります。

テイクアウトに現在の会社がどの程度力を入れているかは見極める大きなカギになります。

人間が生きていく限りは「食」は必ず必要なものでもあります。

「食」の場所が変わっても、必要なものであることには変わりません。

新型コロナ禍でテイクアウトの利用は大幅に増えました。

私が勤めていた回転寿司は元々、テイクアウトに強い業種でもありました。

その他ではピザやハンバーガーなどのチェーン店は需要が上がっていたりしますね。

つまり、飲食の中でもテイクアウトへの対応状況によって変わってくるということです。

ちなみに私は今回の状況で初めて居酒屋のテイクアウトの焼き鳥を購入したりしました。

居酒屋メニューでもテイクアウト需要のある商品はあります。

このあたりの取り組みができるかどうかがポイントとなるでしょう。



給料を考える

飲食店で働く上での大きなデメリットは給料の安さでしょう。

私は実際に働いていましたが、店長ですら年収500万円以下だったりします。

また、店長というのはボーナスに左右される部分もありますが、

現在の飲食店の状況でボーナスは期待できるでしょうか。

さらには店舗を構えていると、【営業時間=拘束時間】となりがちです。

一般的に午前11時から午後11時まで営業するとしたら12時間もの拘束時間が発生してしまいます。

もちろん、本来であれば2交代制だったり労働時間を緩和する方法は大きくあるのですが、

現在のように苦境に立たされると、なかなか難しくなります。

給料が上がる要素も未来もなかなか考えにくい現状と言えるでしょう。

また、時間給に換算して考えると非常に効率が悪く感じる次第です。

社員負担は大きくなる

前述したように、社員の2交代制などで労働時間を緩和したいところでもありますが、

飲食店は人件費が圧迫しやすい業種でもあります。

私が勤めていた回転寿司は利益率がかなり低く、人件費が全体の30%にも及ぶ業種でもあります。

年々、平均時給は上がっており、パートの高齢化も進んでいます。

つまりは社員がカバーする負担が非常に多くなってくるということです。

パートを雇う力が減ってくれば、固定給である社員にサービス残業を強いるのが会社の残された道となってきます。

それでもしがみつく社員の負担はどんどん増えることでしょう。

元々、店長が残業時間カットなど当たり前の業界ですからね。

他業種への転職の見極め

現在、失業者が増え続けているようですね。

他業種への転職はどんどんし烈となっていくかもしれません。

新型コロナがさらに拡大すれば転職活動もいばらの道となりかねません。

かといって、飲食だけが苦しいわけでもありません。

他業種への転職は見極める必要が出てきます。

例えば、観光業も悲惨な状況でもあります。

航空業界、鉄道業界など観光に関連した事業も大きく赤字を出し始めています。

新型コロナのようなウイルスは今後も形を変えて出てくることでしょう。

そんな状況になった時に生き残れるかどうかを考える必要がありそうですね。



まとめ

飲食店を辞めてもうすぐ5年経ちます。

政府の時短要請や緊急事態宣言などに右往左往されるのは面倒なものですね。

また、それが労働時間や給料に影響すればするほどストレスも増えることでしょう。

私の場合は転職のタイミングとしては結果的には良かったのではと思うところです。

飲食店の大手が倒産し始めたら、失業者は溢れ始めることでしょう。

転職のタイミングとしてはギリギリかもしれません。

また、転職サイトなどにこの状況で募集を出しているところは余力があるという証でもあるかもしれませんね。

今一度チェックする必要があるかもしれませんね。

飲食店を辞めたい社員や店長はすぐに辞めた方がいい3つの理由 飲食店店長の転職体験談!どうすれば辞められる?転職の仕方と方法教えます



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