どうも、もとてんです。
2025年4月26日に東北道にて逆走事故が起こりました。
さて、この事故、みなさんはどう感じたでしょうか?
この逆走事故の大きな原因は手前のインターチェンジで間違って逆車線に入ってしまったことで引き起こされました。
ネット上でも現場の写真がいくつか出ていました。
この写真や状況を見て、どう感じるかで、社会人レベルがわかってしまうのです。
Contents
ドライバーが悪い、運転するな
まさかと思うのですが、「ドライバーが悪い」「運転するな」「そんなやつは免許剥奪だ」なんて
思っていたり、コメントしていたりしないでしょうか?
実はこれが一番、社会人として最悪な考え方になります。
なぜかというと、人は必ずミスを起こします。
そのミスを防ぐためにどうするかを考えなければいけません。
例えば、飲食店で考えてみましょう。
クレームが発生しました。
それは「お客様が悪い」「二度と来るな」という思考と同じことになります。
もちろん、カスハラという言葉が昨今にあるように、お客様に大きな問題がある事象もあるかもしれません。
しかし、多くはお店側に落ち度があることが多いでしょう。
このような場合にお店側は二度とこのようなことが起こらないように改善する必要があります。
クレームやトラブルは必ず改善策が必要になります。
これは飲食店に限ったことではないでしょう。
ちなみに飲食店はお客様が選べるので、「行かない」という選択肢はありですし、
お店側もお客様を選ぶことができるわけですからね。
アプリやゲームなどプログラムには必ずバグが発生します。
そのバグの発生確率が低かったり、多くのユーザーがそこまで影響なかったとしても、
バグを修正し、バージョンアップしますよね。
これも同じです。
ユーザーからの問題に対して、改善してるわけです。
もっと身近な例を挙げるとすると、電車の駅のホームドアってありますよね。
ホームから落ちる人がいるから、危険だからと設置されましたが、
今となっては都会では当たり前となってきました。
「普通はホームから落ちないよ」「酔っぱらいは電車乗るな」など意見していた方もいたのではないでしょうか。
こういった問題を解決するには物理的に解決することが一番となります。
物理的にホームに人が落ちないようになれば問題は起きないはずですからね。
踏切での人身事故ってけっこう迷惑ですよね。渋滞も発生しやすくなります。
これを物理的に解決するのが高架線化や地下になります。
つまり、今回の逆走事故を引き起こさないようにするためにも解決策を考えなければいけません。
もちろん、ドライバーが悪いのは百も承知です。
とはいえ、過去にも発生している事象であり、
実際の事故は夜間に起きたものでした。
夜間や雨の日はより、標識など見にくくなるものです。
ましてや高速道路だとある程度はスピードが出ているので、
ドライバーは瞬時に判断しなければいけません。
構造上、左に進めるわけであり、標識は見やすく正しいのかというところがまず問題になります。
現状の問題点を考える
さて、今回の逆走事故を起こした黒磯インターの画面を見てみましょう。

ちなみに事故が起きたのは夜とのことで、実際はこんなに見やすくはないでしょう。
ここで考えられる問題を私なりにいくつか挙げてみます。
- 高速道路に信号がある
- 標識が少ない、小さい
- 文字情報が少ない
- 左に行けてしまう
- 青看板がない
ザッと浮かんだだけでもこれだけ気になる点があります。
標識に関してですが、もう少し大きなものがあった方が良いと思います。
正面の進入禁止の標識も隣が赤い枠で白い文字という色の使い方だと目立ちません。
本線や進入禁止の文字も非常に小さく、夜だとどう見えるのだろうか。
「右折のみ」だとかそういった表示も必要なのではないか。
また、青看板の大きな標識って道路を走っていると一番重要じゃないですか?!
信号の次に目に入るものだったりします。
特に行先が決まっていると、非常に重要視する看板です。
その青看板がここにはありません。
分岐点などでは必須とも言えるんですけどね。
この場所での一番の違和感は青の標識がないことです。
自動車運転において、青は青信号で進むように安心感を与えるものでもあるでしょう。
右のみの青標識があるだけでも違いますよね。
ちなみに、ここでの青の情報は青色の道路である左車線だけになります。
心理的に青は安全という心理が働いたのかもしれません。
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改善策を考える
今回の逆走事件は他人事ではありません。
「私は事故らない」なんて言っている人ほど事故を起こすなんて言われたりします。
特に高齢者運転事故ってそのような人が起こしていますよね。
心配性な人ほど、さっさと免許返納したりするものです。
あちこちの道路を実際に走っていると、わかりにくいと思うものは非常に多いものです。
人が亡くなる事故が発生した以上は対策は考えなければいけません。
ここでの根本的な対策案は物理的に通れないようにすることでしょう。
とはいえ、これにはコストがかかりますし、すぐにはできない部分があるかもしれません。
取り急ぎ対応するのであれば、標識を増やすことでしょう。
物理的に通れないようにする方法は主にバーやゲートを設置する、逆走するとタイヤがパンクするなどの装置を取り付けるの二点かと思います。
タイヤパンク装置の設置は海外ではよく見られるようですが、日本では一般的じゃなく、もしかしたらハードルが高いかもしれませんね。
となると、左側の道路にバーを設置して、左側から車が来た時にだけ開くシステムにするのが簡単かもしれません。
コストがかかると思う方もいるかもしれませんが、
そもそも、このような道路は立体交差するコストを抑えるために作られています。
十分、そこでコストを抑えているので、バーの設置なんて許容範囲のはずでしょう。
とはいえ、取り急ぎ標識は変更するべきになります。
標識の改善ポイントは
- 信号があるなら、信号に矢印表示
- 青色に右の標識の設置
- 文字で右のみの表示
- 文字を大きくする
- 矢印を大きくする
- 夜でもわかるような電光表示
- 左は一方通行だとわかる表示
ザッと考えられる改善でもこれだけあります。
つまりはこの道路は欠陥だらけなのではないかという意見も成り立ちます。
昼間の明るい静止画をネット上で見れば誰だって判断できます。
実際は夜間で初めて通る道であれば、
戸惑う人もいるかもしれませんよね。
戸惑うなら、判断できるかもしれませが、
高速道路ってスピードが出ているので、戸惑っている時間すらなかったりしますからね。
分岐点などはよく間違って違う方向へ行ってしまうなんて経験はないでしょうか。
だからこそ、よりわかりやすい標識でなければいけません。
その点でこの道路の標識は物足りなかったと指摘されてもしょうがないと思います。
ましてや、物理的に逆走が可能なのですから。
本来の分岐点は逆走なんて出来ない仕組みのはずですからね。
まとめ
さて、みなさんはこの逆走を改めてどう思うでしょうか。
今後、高齢者ドライバーは増えてきますし、わりかし若い方が今回はドライバーだったということで、
改めて、この手の交差点はより標識をわかりやすくする必要はあるでしょう。
今回はクレームやトラブルが発生した際には原因を突き止めて改善しなければいけないという点において、
ドライバーが悪い、あり得ないなどのコメントや批評は論外という内容で書きました。
つい先日、すき家で味噌汁にネズミが入っていたなんてことが話題になってましたよね。
こんなのあり得ないだろうけど、ネズミが発生する可能性はありましたよね。
公式的にも謝罪し、全店閉店して対応していました。
この時に「客が入れたに決まっている」「あり得ない」とのコメントを目にしましたが、
あり得ないことが実際に起きたりするのがクレームやトラブルなんですよね。
今回の件も他人事でもありませんし、
起きてしまったことに対してはどうしたらよいかを考えられると良いでしょう。
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