残業することは偉いのか?!~ドラマ「同期のサクラ」第2話より

今回は久々にドラマからの話題です。

現在、放送中の日本テレビ系列のドラマ「同期のサクラ」

高畑充希演じる北野サクラが上司にも屈しない態度が見どころでもあるドラマ。

そんなドラマの第2話から学ぶ多くの会社で蔓延しているともいえる営業の残業過多。

営業ばかりが残業が多くなってしまうことってないでしょうか。

ドラマは大きな建設企業であり、部署が多く存在しています。

ただ、部署により仕事はまったく違い、さらには労働時間まで変わってきます。

私はこういった会社では働いたことありませんが、

飲食店などでも同じことが言えるでしょう。

飲食店で言うと、店舗が営業になります。

その店舗では労働時間が非常に多くなりがちです。

営業は頑張っている、営業は大変だ、と思う人も多いことでしょう。

それでは残業することは偉いことなのでしょうか?

残業が当たり前と思うのは無能

残業が当たり前だと思っているのであれば、

はっきり言えばそれは無能と言えるでしょう。

仕方なく残業になってしまった、残業せざるを得なかったのであれば良いでしょう。

私は店長をやっている時に残業は厳しく管理していました。

なるべくないようにシフトも組みましたし、

残業をしない方向で物事を考えていました。

しかし、いまだに多くの上司は残業をありきで考えてしまいます。

私の知っている店長でも、残業が当たり前という感じでシフトを組んでるものもいました。

いつもこの人はこのくらい働いているからやこのくらいなら労務に引っかからないなど・・・。

もはや対策しないのかと思うくらいです。

残業は時間給が上がってしまうので、経費の無駄になります。

同じ時給を別の誰かに払って時間をやりくりした方が利益も計上されます。

少しでも残業を減らす努力をするようにしましょう。

残業に関しては下記の記事でも書いています。

飲食店などで残業させるのは無駄でしかない 飲食店のシフトの組み方に大事な5つのこと

計画性がないから残業が生じる

先ほど、述べたようにそもそものところ、計画性がないから残業が生じてしまいます。

ドラマで言えば、人事部や経理部が残業が少ないのは時間の使い方がうまいからなのではないでしょうか。

デスクワークというのはある程度時間を計算しやすい仕事でもあるのは確かですよね。

飲食店でも店舗の管理というのは非常に難しい部分があります。

お客様の動向も日によって違いますし、トラブルも生じやすくなります。

また、天候や環境によっても変わることがあります。

予算以上の売上がいけば、残業することもあるでしょう。

このあたりの複雑さが保守的な気持ちなどを生んでしまい、

残業が当たり前のような考え方になってしまうのかもしれませんね。

計画の段階でもう少し考える必要があるかもしれませんね。

残業をより少なくするための計画をしっかり立てていくのが店長の仕事でもあるでしょう。

店長て大変?!店長は自分の分身を育てよう 【ゴトー日】とは?しっかり構えて売り損じしないこと

根本的に人員不足

残業過多になる多くの理由は根本的に人員不足によるものではないでしょうか。

実際に、私の知っている店舗で残業が非常に多い店舗がありました。

しかし、シフトが埋まっていたりすると人員不足を感じなかったりします。

残業過多が当たり前になっていて、その残業時間を他の人で埋めようという考えに至っていないのです。

こうなってくると、新人が入ろうが、残業が減りません。

残業ありきのシフトが当たり前になっているため、

新人のシフトが増えるわけでもなく、トータルバランスが非常に悪くなります。

これは多くの店舗で起こっているおかしな事象でもあります。

人員不足のはずが足りていると勘違いしてしまったりします。

このあたりは店長など社員のシフトの組み方に問題があることが多いでしょう。

飲食店のシフトの組み方に大事な5つのこと 飲食店で土日働けないバイトは採用しない方がいいですか? 人員不足の店長がやりがちな一番大きなシフトのミス

頭より体を使っている

話を戻すと、残業することは偉いことなのでしょうか?!

飲食店の残業の多くは身体的な負担をかけて時間を費やしているだけであり、

頭を使わずに体を使っているだけの状態ではないでしょうか。

基本的には本社の作ったマニュアルやレシピやシステムを体を使いこなしているだけです。

実は言われたことをただやるのは非常に簡単だったりします。

これを現場などでは体力を使うので大変だと思ってしまいますが、

実際、マニュアルやレシピやシステムを作るのって頭をかなり使いますし、

ある程度のアイデアを出せる人でないと難しいことでもあるでしょう。

商品の開発などもそう簡単なことではありません。

売れるものを作ると言うのは出来たものを売る以上に体より頭を使う仕事でもあります。

残業をせずに出来るということは評価すべきことと言えるでしょう。

飲食店の人員不足は社員に問題がある?! 飲食店などで残業させるのは無駄でしかない

まとめ

残業をしないためには頭を使う必要があります。

いかに残業をしないように仕事をするかを考えなければいけません。

もちろん、飲食店では突発的なトラブルなども多いため、仕方のない残業もあります。

ただ、慢性的な残業はなくしていく必要があるでしょう。

利益の圧迫にもなりますからね。

そのために、店長はシフトをうまく作る必要がありますし、

人員を確保する必要もあるでしょう。

うまくいかない方は参考になる記事も多く書いているので見てくださいね。

知らなきゃヤバいシフトを早く作った方が良いシンプルな3つの理由 飲食店でバイトに「辞めたい」と言われた場合の対処について~ベテラン編 仕事を休めないことは仕事が出来ないということ

また、どうやっても残業がなくならないのであれば、

それは企業体質で難しい場合もあるでしょう。

そのような場合には転職してしまうのもひとつの手かもしれませんね。

飲食店店長の転職体験談!どうすれば辞められる?転職の仕方と方法教えます 【実体験】飲食店店長を辞めて感じた10のメリット 店長は転職する時にすぐに退職できるのか?元店長のリアル経験談

 

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