飲食店の店長をやっていると辞めたいと思うことがたくさんあります。
私は実際に回転寿司店で10年ほど店長をやっていましたが、
辞めたいと思ったことが何度もありました。
そして最終的には本当に辞めました。
そんな私が飲食店の店長が共感できる辞めたいと思った時とその際の対処法などを紹介します。
Contents
飲食店の店長が辞めたいと思う5つの理由と対処方法
店舗の売上不振
店舗の売上が思うように伸びないと辞めたくなりますよね。
日々、売上を上げようとがんばっているのになかなか成果が出ないこともあります。
飲食店の場合は店長次第でお店はガラリと変わります。
料理の味や質、お客様への対応、店内の雰囲気などなど。
これらはお客様は敏感に感じ取り、売上に直結していきます。
また、外的要因もあります。
実際に私は隣に同業種のライバル店が出来たときは一気に売上が下がりました。
天候なども大きく関わってきます。
そんな時はどうしたらいいか
外的要因は避けられないものです。
その場合は前年比を見る際にも近隣店舗などと比較した方が良いでしょう。
前年比が90%でも周りの店舗が85%であれば相対的には勝っているわけです。
あまり悲観的にならないことです。
また、特に何もないのに売上が上がらないのであれば、
どこかに必ず原因があるはずです。
この場合は売上が伸びている店舗を見に行ってみると良いでしょう。
そしてその後に自店をお客様と同じ目線で見ましょう。
自分のお店で実際に食べてみるといろいろ気づくことが多いです。
当たり前の作業ほど本質と離れていることが多かったりします。
細かい作業の見直しが必要となることもあります。
働いているスタッフやその家族などに意見を求めてみるのも面白いです。
思わぬ気づきがあったりするかもしれませんね。
どんな店長でも一度はぶつかることです。
前向きに改善に取り組んでみましょう。
店舗の人員不足
一番の深刻とも言えるのが人員不足ではないだろうか。
人がとにかく足りなかったり、急に欠員が出たり、
さらにはベテランスタッフが辞めることになったりなど。
人が足りなくなると、店長自身が休めなくなってしまったり、
お店が回らなくなってしまい、売上にも関わってきます。
そんな時はどうしたらいいのか
ピンポイントの欠員などは防ぎにくいものです。
スタッフの病気などは仕方がありませんし、
普段から欠員ができたらどうするかを考えておくようにしなければいけません。
例えば自分がカバーできるようなシフト作りにするという方法もあります。
店長が普段から作業をバンバンやっているのであれば、
もう少し余裕のあるシフトにした方が良いかもしれませんね。
また、欠員が頻繁に発生するのであれば、しつけやルールの見直しも必要でしょう。
続いて全体的な人員不足が蔓延している場合。
この場合はお店に問題があることが多いです。
募集を出しても人が集まらないのであれば近所で悪い噂が流れていることもあるかもしれません。
すぐに新人が辞めてしまうのであれば、店長やベテランスタッフの態度や教育の見直しが必要です。
自分に原因があるかもしれないのでよく考えてみるようにしましょう。
辞めさせない店舗作りを目指したいですね。
大きなクレームを受けた時
とんでもないクレームやトラブルが生じると凹みますよね。
自分も店長時代に何度も経験しました。
特に理不尽なクレームだったりするともう辞めたくなります。
そんな時はどうしたらいいのか
クレームは店舗の悪いところをしっかり指摘していることがほとんどです。
悪いと思ったら二度と来ないサイレントクレーマーが一番恐ろしいのです。
クレームを言う人の多くは店舗のファンであり、必ずといっていいほどまた来店します。
ファンからの指摘なのでポジティブに捉えることが必要です。
店舗改善のヒントを与えてくれるファンに感謝していきましょう。
対応次第ではもっと好きになってくれることもあります。
必ず真摯に受け止めて、悲観的にならないことです。
悪だと思えばそれがお客様にも伝わります。
クレームは悪い店ほど多くきます。
実際に私は若い店長時代には多くのクレームがありました。
クレーム対応なんてのは本当に苦手でした。
しかし、経験を重ねていくうちに対応もそれなりにできるようになり、
クレーム自体も減りました。
特に若いうちは経験だと思った方が良いでしょう。
はじめから何でも完璧にこなせる人はいません。
経験を積んで日々、成長していきたいものです。
プライベートに余裕が持てない時
休めない、時間がないなどありませんか?
日々の仕事が楽しければそれで良いのですが、
趣味を大事にしてる人は両立したいところですよね。
仕事が忙しすぎて辛いし、辞めたいと思う人も多いでしょう。
そんな時はどうしたらいいのか
自分の時間や休みを作るように効率よく仕事をすることが大事です。
簡単に言うなよ、と思うかもしれませんが、
要領というのはすごく大事です。
実際に店長でもしっかり休んでたり、自分の時間をしっかり持ってる店長も数多くいます。
私も店長時代に休みを返上してまで働いたことは実は数えるほどしかありません。
休まないことが偉いなんていうのは過去の産物です。
今は休まないことが悪の時代です。労務違反ですからね。
下記の記事で詳しく書いています。
仕事を休めないことは仕事が出来ないということ休むために効率よく仕事を回すというのはひとつの力量です。
これは人が足りないにも繋がりますので改善することが可能です。
しかし、どんなに効率よくやっても改善できない要因があるのであれば転職も視野に入れましょう。
例えば営業時間や会社方針などです。
こういったものは自身ではどうしようもないことでもあります。
飲食店でもホワイトな企業はあるので一度探してみても良いかもしれませんね。
飲食無料転職サポート【H Agent】
飲食店店長の転職体験談!どうすれば辞められる?転職の仕方と方法教えます
給料が安い!
飲食店の店長でたくさん働いてるのに給料が安いと思ったことありませんか?
特に残業代が付かないで役職による手当だけって会社もあるでしょう。
実際の労働時間や拘束時間を考えると、かなり給料が安いパターンも存在します。
私も店長時代に何度も感じたことがあります。
そんな時はどうしたらいいのか
給料が安いのであれば高い給料の会社に転職するのが手っ取り早いでしょう。
一度調べても良いかもしれません。
あるいは評価を獲得して給料を上げるのも手です。
会社によっては業績による表彰などを行っていたりします。
またボーナスなどは業績が大きく関わります。
給料を上げるために今以上に仕事をがんばってみてはいかがでしょうか。
もし難しいのであれば、逆に働き過ぎだからそう思ってるかもしれません。
休まないことは偉くもなんともありません。
8時間程度で仕事を終えるように効率よく要領よく店舗を運営してみるという方法もあります。
時間が短縮されるのであれば、今の給料はそんなに安くないと思えるかもしれませんね。
もしくは今の自分の給料が妥当かどうかを市場価値から診断してみてはいかがでしょうか。
市場価値診断ならMIIDAS(ミイダス)!
店長を辞めたいけど辞められない?!辞める方法とは
下記の記事で飲食店店長から転職する流れを詳しく書いています。
参考にしてみてはいかがでしょうか。
元飲食店店長の転職体験談~流れとアドバイス
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