「わたし、定時で帰ります。」最終回から店長が学ぶべき5つのこと

先日、最終回を迎えたTBSドラマ「わたし、定時で帰ります。」は現在の仕事について学ぶことができるドラマですね。

これまでの放送でも働き方で記事をいくつか書いてますので、そちらもご覧ください。

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」で多くの若者に批判される上司の9の言葉 ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の11個の名言と学びたいこと ドラマ「わたし、定時で帰ります。」第8話から学ぶべきこと

記事での役名などでわからない場合→ドラマの相関図はこちら

また、動画でも解説したりしています。

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今回は最終回を見て、元店長である私が、店長が学ぶべきことだなと感じたことを列挙していきます。

信頼なき繋がりは裏切られる

最終回の前半の部分でこんな出来事がありました。

星印の案件が外れるように東山(吉高由里子)が福永(ユースケ・サンタマリア)に伝える場面。

そこで福永は耐えきれず、愚痴というか自分の辛さを東山の前でぶちまけます。

ちょっと上司としては情けないと思う一方で同情もある場面でしたね。

中間管理職の大変さを物語っているシーンでもあります。

私も店長をやっていたので、この気持ちはよくわかります。

そして福永が放った言葉がこれ。

「みんな、最後は手のひら返すんだよ」

福永は会社の倒産などを経験していて、何かと裏切られることも多かったようだ。

しかし、このなぜ裏切られるのかというのを考えると、当然とも言えることがあります。

それは第8話あたりで福永は東山にこう言っているのです。

「信用?何それ?必要なの?」

つまり、福永は誰も信用していないということです。

裏切られるというのは信用の裏返しであり、信頼があって、

それが裏切られるということです。

信用も信頼もしていないのであれば、それは裏切りとは言えません。

要するに、福永は相手に対して信用も信頼もしていないのに関わらず、

自分は裏切られたと感じているということです。

これは店長含め上司をやっている方はみんなドキッとするところあるのではないでしょうか。

裏切られる以前に信用や信頼を培ってきたのかを自分に問う必要があります。

相手のことをしっかり考えてやらなければ、相手はそれに応えませんし、

相手はあっさりいなくなってしまったりします。

店長は部下との信頼を大事にしなければいけませんね。

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店長も作業は知っておくべき

ドラマの前半にこんな場面があります。

福永は星印から過去のことをかなり指摘されました。

その影響もあってからから、福永は急に態度を変えたようにスタッフに接していきます。

少しでも手伝おうとスタッフに自分から声をかけていくのです。

しかし、あまり普段やっていないせいか大して使い物にならなかったりするのです。

これは飲食店の店長なんかにもありがちな光景でもあります。

普段、指示ばかりしているだけだと、現場で何もできないことがあったりしませんか?

特に細かい清掃作業だったり、任せている作業ほど躓いたりします。

「やり方がわからない」「これ、どうするんだっけかな」

普段はパートさんなどがやっていることなどはいざ店長がやろうとすると出来ないことがあったりするものです。

こんなシチュエーションはちょっとカッコ悪く映るかもしれませんね。

あまり任せっきりにせず、たまにはでもいいので関与していくと良いでしょう。

そして普段から部下に声をかけるというのは大事なことですね。

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の11個の名言と学びたいこと

困った時は協力を求めよう

星印の案件が納期までに通常業務では間に合わない状況となりました。

そして、東山は父からのアドバイスもあり、社長に自ら直訴することに。

それは応援を回してもらうことでした。

その結果、事態を把握した社長はヘルプとしてかつてのやり手でもあった本部の石黒を現場に派遣した。

こういったヘルプというのは飲食店ではよくあるべきことでもあります。

特に店長は自店で必死になんとかしようとして部下に無理を強いることがあるかもしれません。

しかし、必要以上の無理や限界を超えたような無理を強いることはさらなる人員不足を生んだりしてしまいます。

だからこそ、店長は応援要請をする必要があります。

私は店長時代にはそこまで要請を必要とするようなことは滅多にありませんでしたが、

本当に厳しい時は本社に応援要請をするようにしましょう。

特に繁忙期などは同じ会社のグループでありながら、

店舗や現場では必死に残業して休みなしで働いていて、

一方の本社では定時で上がったり、バカンスしていたりするものです。

特に飲食店の場合はこういったことは頻繁に起きていたりします。

本社の人間は現場が稼いだお金で給料をもらっているものです。

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休憩回しをうまくやろう

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」の最終回後半あたりでこんなシーンがありました。

徹夜で仕事をしているみんなは一定時間ごとに休憩を取るようにしていましたね。

そこで東山がなかなか休憩に行かない時に石黒が放った言葉がこれです。

「チーフが休まないとみんな休みづらいぞ」

こういった言葉をしっかり言える石黒さんは流石です。

これは飲食店でも言えることでしょう。

休憩になかなかいかない上司っていますよね。

上司が休憩しないと、結局誰も休憩に行きにくくなるものです。

また、休憩に行かないのがカッコいいなんて思ってる上司も中にはいるのではないでしょうか。

私は店長の時にけっこうさっさと休憩に行くことも多かったですし、

休憩を回すのもわりかしうまくやっていた方なのではと自負してはいます。

このドラマでも上司が休憩を切り出してくれないとなかなか行けないものでしょう。

こういったことをしっかり店長は把握しなければいけません。

特に労働時間が長い場合なんかは休憩に行きたくても部下は上司に言い出せないものです。

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決まった時間内で利益を得る努力

ドラマの最終回の最後の場面。

東山と種田が仕事後の帰り道で話していた場面ですね。

そこで種田がこんなことを。

「決まった時間内で利益を出す方が難しい」

これがやりがいにも繋がると言う話でしたね。

これは仕事のできる店長ほど実践しているのではいでしょうか?

具体的に言えば、予算内で数字を収めるということです。

残業させまくって結果的になんとか回って売上がいったとしたら、

それは結果論であって、管理としては良いとは言えません。

予算を低く見積もっていれば、このような結果になりがちです。

適性な予算で適正な人員で回さないと数字はうまくまとまらないものです。

特に残業は時給が高くなってしまいますからね。

このあたりを考えてみると決まった時間内で利益を得られるということがいかに難しいかがわかると思います。

残業しなければ、仕事が成り立たないのであれば、それは管理がまだまだ甘いということです。

今後の日本社会でこのあたりは重要視していかなければいけないことでしょう。

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まとめ

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」はいよいよ最終回を迎えてしまい終わってしまいました。

しかし、多くのことを会社員に伝えたのではないでしょうか?!

また、飲食店の店長にとっても大事なことなどを多く教えてくれましたね。

過去の記事も是非、参考にしてみてくださいね。

「わたし、定時で帰ります。」第9話の3つの問題発言どうみる?! 「わたし、定時で帰ります。」第9話に見る自分らしい働き方とは? 【わたし、定時で帰ります。】でわかる上司の絶対マネしてはいけない叱り方とは?

また、動画でも配信しています。

もとてんチャンネル

働き方の参考にしていきたいですね。

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