【実体験】飲食店店長を辞めて感じた10のメリット

こんにちは、元飲食店店長のもとてんです。

20代大卒で回転寿司チェーン店に就職し、店長を10年ほどやっていました。

そんな私ですが、36歳の頃に転職を決意し、飲食店店長と決別しました。

現在は別の業界で働いているのですが、そんな私が飲食店店長を辞めて感じたメリットをお伝えします。

これから転職しようとしている人などは参考にしていただければと思います。

精神的負担が減った

一番の変化がこれでしょう。

精神的な負担が大きく減りました。

店長というのは責任が非常にある職位でもあります。

休みの日でも、店舗のことを気にしてなくてはいけません。

特に人員に関してはかなりストレスが溜まるものでもあります。

急な欠員が発生してしまったり、あるいはクレームが発生したりと・・・。

もちろん私も経験上、休みの日でも店舗に行ったことも多々あります。

急に呼び出されることもありました。

トラブルがあって、帰りが遅くなることもあります。

とにかくストレスが溜まったり、精神的な負担は相当なものでもあります。

店長を辞めた途端に責任が一気になくなりました。

もちろん、新しい仕事で責任を持ったりするでしょう。

ただ、店長はもうやりたくないかな、というのが正直なところです。

休みが増えた

店長の時もしっかり休めていた方でしたが、現在の方がもっと休めたりしています。

それは下記の記事を見るとわかりますが、飲食店自体が休日数が多くありません。

【2019年最新版】飲食店の年間休日ランキング 飲食店の年間休日まとめ~2019年最新募集要項ランキング

実際に私の勤めていたところでは年間休日が107日程度でした。

しかし、現在勤めているところでは120日となっています。

つまり、休日日数がかなり増えたことになります。

これは転職先次第でもありますが、飲食店より休日日数が多いところはけっこうザラです。

年を取るごとに体力は低下しますし、体の負担は大きくなります。

転職するのであれば、必ず休日日数が多いところを選ぶべきでしょう。

仕事の日でも遊べるようになった

よくアフター5なんて言い方をしますよね。

仕事終わった後にちょっと遊ぶことが可能となりました。

もちろん、飲食店の店長時代にも遊ぶことはたまにありましたが。

それはもう俗にいうオールに近いものになってしまいます。

深夜遊べるのは若い時くらいですよね。

飲食店店長時代の仕事の終わる時間は日付が変わってからでした。

早くて0時半、遅い時は2時になることもあります。

そもそも閉店時間が23時ですからね。

閉店してからレジ締めなどをすることになります。

もちろん、この時間から遊ぶのは現実的ではないですよね。

しかし、現在は早い時は5時に仕事が終わります。

たまにお酒を飲んだりカラオケをしたりなどちょっと気分転換することが可能となりました。

ストレスも溜まりにくくなりますし、これは良い変化と言えるでしょう。

帰りが早くなった

家族を持つと、しょっちゅう遊んでるわけにはいきません。

しかし、帰りが早くなりました。

先ほども書きましたが、飲食店店長だと日付が変わったころに仕事が終わります。

それが現在の仕事では残業なしだと5時に上がることができます。

遅くても7時には終わるので、通勤時間はありますが、帰る時間は早くなりました。

帰る時間が早くなるということは自然と食事する時間、風呂に入る時間、寝る時間が前倒しになります。

ある程度、人間らしい健康な生活になりやすいということでしょう。

土日でも休めるようになった

飲食店の店長は土日は基本的に仕事でした。

これは私のように郊外の店舗だと当然でしょう。

土日が一番忙しい仕事ですからね。

土日に関しては冠婚葬祭や子供の行事などで稀に休む程度でしたね。

もちろん、状況によっては休めないこともしばしばあるでしょう。

しかし、現在の仕事では土日などの曜日でも関係なく休むことが可能となりました。

これは転職先などにもよると思いますが、休みの曜日の融通が利く仕事を見つけると良いでしょう。

収入が増えた

実は飲食店店長を辞めて、現在は店長よりも職位が下の立場でもあるのですが、

なんと驚きのことに収入が増えました。

下記の記事で詳しく書いています。

飲食店店長の給料については下記の記事でも書いています。

飲食店店長の給料はどのくらい?年収から実際の明細まで公開

業態にもよりますが、私の勤めていたところは平均くらいでしょうか。

それでも一般的には低い給料とも言えるでしょう。

残業代があまりつかないところも大きいですね。

転職するのであれば、確認しておきたいところですね。

下記のサイトなどで自分の市場価値を診断しておきましょう。



子供と遊ぶ時間が増えた

基本的に飲食店店長の時は仕事の日は朝から晩まで仕事です。

言い換えれば、起きてから寝るまで仕事です。

そして休みは平日がほとんどです。

つまり、学校に行ってる子供と会う時間は休みの日の夕方以降となります。

もちろん、子供が大きくなればそれでもかまわないかもしれませんが、

幼児や小学生くらいであれば、まだまだ父親として遊ぶ時間を作りたいものですよね。

飲食店店長だと日々の仕事の労働時間も長いものだから、休みの日はもちろん昼までは起きられません。

そして土日も滅多に休めません。

しかし、私は現在の仕事では土日などもたまに休んで子供と遊べますし、

平日の休みであっても、前日に仕事終わるのが早いので早起きもできたりします。

また、仕事の日もそれなりの時間に帰ることができるので、遊ぶことも可能だったりします。

子供といる時間をより長く作ることができるのは家族を持つのであれば重要なことでしょう。

家族で食事するようになった

私は結婚してからもしばらく飲食店店長でした。

もちろん、子供もいたりします。

妻は一応、帰る時間まで待っていたりしていることが多かったですが、

深夜1時過ぎに食卓でご飯を食べていました。

もちろん子供は寝ている時間ですし、なんだかひっそりと寂しいところですよね。

今、思うとすごい生活だなと改めて感じます。

仕事終わりにお酒が飲めるようになった

私はけっこうお酒を飲みますし、好きな部類でもあります。

飲食店店長時代は休みの日にお酒を飲むという感じでした。

でもお酒って仕事終わりに飲む方が美味しいですよね。

飲食店店長だと深夜2時とかに終わるのでそんな遅い時間にお酒飲むよりも早く寝たいという感じになります。

しかし、現在は仕事が早く終わるのでついついお酒を飲むこともあります。

仕事終わりに飲む一杯はいいですよね。

夏休みが取得できるようになった

最後は夏休みなどの休暇が取得できるようになったことです。

飲食店店長だとせいぜい3連休がいいところです。

ちょっと遠出したいと5連休くらいはしたいですよね。

また、夏休みでないと、家族旅行などはできないものでもあります。

私の勤めていた回転寿司は夏休みは忙しいのでそうもいきませんでした。

13年ほど勤めていましたが、長期休暇を取得したのは2回。

その2回とは母親が亡くなった時、新婚旅行です。

どちらも人生に1度しかないような出来事ですよね。

そういった緊急事態のような時しか休めないわけです。

ちなみに父親が亡くなった時は3連休くらいだったような気がします。

というのも、飲食店などの多くは店長と副店長のような社員二人体制が多いので、

片方が連休すれば、もう片方が連勤となります。

そうなってくるとなかなか休めないものでもありますよね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

私が実際に飲食店店長を辞めて感じたメリットはこのようなものがあります。

もちろん、楽しいこともありますし、失ったものもあります。

店長という仕事はやりがいはそれなりにありますからね。

また、肩書としては立派なところもあります。

飲食店店長を辞めて、4年近く経ちました。

今思うと懐かしいなという感じですが、辞めたことに後悔などはありませんし、

新しい世界や生き方をいろいろと知れましたし、良かったなと思うところでもあります。

自分の人生は自分で決めて、満足行くように過ごしたいものですね。

転職に関しては下記の記事などを参考にしてくださいね。

店長は転職する時にすぐに退職できるのか?元店長のリアル経験談 35歳で今から飲食店店長が転職ってできるの? 元飲食店店長の転職体験談~流れとアドバイス

また、店長というところで不安や悩みがある方は下記の記事でもいろいろ書いています。

飲食店の人員不足は社員に問題がある?! 飲食店の店長が辞めたいと思う5つの理由と対処方法 仕事を休めないことは仕事が出来ないということ

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