スタッフに決まり事を守って欲しいなら必ずやらなきゃいけないこと

店長は部下に指示や命令をするものであります。

縦社会では会社の決まり事はしっかりと下におろさなければいけませんよね。

飲食店で言えば、マニュアルやルールなどは徹底的に叩き込まなければいけませんし、

部下にしっかり教育していく必要があります。

しかし、言うことを聞いてくれなかったり、守ってもらえなかったりしませんか?

マニュアルやルールが徹底されず、エリアマネージャーや部長などに説教を喰らうということは

店長であれば一度は経験していることかもしれません。

私も店長時代に何度もありました。

人はロボットではないので、命令されたことを素直に実行するものでもありません。

部下に決まり事などを守って欲しい場合にはやらなければいけないことがあります。

それは理由付けです。

「なぜ」やるのかを必ず伝えよう

いまだに「あれをやれ」「これをやれ」と言ってくる上司は多く存在します。

「なぜ?」と聞いてみると「いいからやれ」「決まりだから」「文句言うな」「口答えするな」などの返事がよくあります。

もうこれは日本における戦時中の軍隊の教育の洗脳と同じ風潮でもあります。

この考え方は現代の教育の中では薄れつつもあります。

今で言えば、40代以上の方には通用するかもしれませんが、

若い世代では通用しないのではないでしょうか。

威圧感によるプレッシャーやパワハラと捉えられたりして問題になる場合すらあります。

店長は部下に何かをしてもらいたいなら、必ず理由を説明する必要があります。

そのルールをやらなければいけない理由をしっかり説明し、なぜやらなければいけないのか、

どういった効果が得られるのかなどを説明しなければ納得いきません。

人は納得のできないことや意味のないことは真剣に取り組みません。

会社や店舗のルールの中には意味がよくわからないものや理解しがたいものが無数に存在したりします。

こういった意味のないルールなどは排除すべきでもあったりするのですが・・・。

昨今の会社員離れなどはこのルールの社会に反した部分でもあるでしょう。

意味がなければやらないし、意味がない

みなさんは意味のないことをするでしょうか?

必ず、何か目的を持って何かをしているはずです。

学生であれば、勉強するのは将来のためであり、大学に入りたい、就職したい、モテたいなどなど。

子供のスポーツであれば、上手くなりたい、プロになりたいなどでしょう。

仕事であれば、生活のため、お金のためでしょうか。

そこにあるルールも意味があるからやるものでなければいけません。

挨拶であれば、気持ちよく仕事をしたり、会話を促すためだったり。

細かい決まり事ほど意味が不明瞭になりがちです。

もちろん、商品のレシピなどは商品を作るために必要なので普通に従いますよね。

しかし、挨拶の細かいやり方や書類の細かいルールは場合によっては理由がないとその場ではやるかもしれません、長続きしないものです。

意味のないルールなどは自然と淘汰される場合もありました。

そんなことに真剣に向き合っている時間て無駄でもありますよね。

普通の会社であれば、メールやファイルなどインターネットで済むことをいちいち紙ベースで

印鑑が必要だったりするようなことですね。

飲食店などのサービス業ではこの文化が一段と遅れているという場合があります。

決めごとやルールを守って欲しいのであれば、必ず意味をしっかり伝えるようにしましょう。

上司が意味を言えないようでは話になりませんし、それは意味のないことと捉えられます。

私は店長をやっていた時には新人教育の際にオリエンテーションにて必ずルールブックを一緒に読み合わせていましたが、

その際には必ず意味をしっかり伝えていました。

ルールブックなどはただ「読んでおけ」では意味が伝わりませんし、そこに「なぜ」はほとんど書かれていません。

みなさんも部下などに何かをしてもらいたいのであれば、

必ず理由付けをしっかりして、意味も一緒に伝えるようにしましょう。

当ブログでは店長関連の記事を他にも書いていますのでご参考にお願いします。

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