【責任者必見】ベテランほど使えないという4つの理由

元回転寿司店長のもとてんです。

今回は現在の職場でも起きているよくある光景について話します。

それはベテランほど使えないという現実です。

もちろん、すべてのベテランスタッフが使えないわけではありません

しかし、多くの仕事に共通して言えることでもあります。

私は店長をやっていた時もそうでしたが、

現在の職場でもやはりベテランほど使えないなと思うことが多々あります。

その理由や状況について詳しく解説していきましょう。

高齢のベテランは要注意

ベテランには様々なタイプの方がいます。

基本的に、使えないタイプに属するベテランは高齢の方になります。

特に40代以上になってくると、作業の劣化はもちろんのこと、

新しいことを吸収することが難しくなってきます。

これはもう人間の性質からしてどうしようもないことでもあります。

年齢と共に、精神面で謙虚さを手に入れれば良いのですが、

思いのほか、ベテランのスタッフの多くは謙虚さを失ってしまうのです。

「私は昔からいる」ということを武器に偉そうに仕事をするタイプの方が多く見受けられます。

このような傾向になると、手に負えないですよね。

リーダーシップを発揮してくれることは上司にとっては助かることでもありますので、

多くの上司はそれを放置しがちでもあります。

ベテランスタッフがいると、店長などは助かりますし、頼りになるのも事実でもあります。

しかし、これは店長の成長にも繋がらなくなってしまいます。

つまりは悪循環ができるということです。

人員不足に繋がる

実は上記のようなベテランが幅を利かしている店ほど人員不足が深刻になりがちになります。

かつて私も多くの店舗を任されたことがありますが、

異動をするたびに店舗には必ずベテランの大ボスがいたりします。

このベテランスタッフ次第で人員不足が解消されることがあるといっても過言ではありません。

新人バイトが入るたびに、揚げ足を取ったりして、すぐにバイトが辞めてしまうなんて職場はないでしょうか?

新人アルバイトの育て方が出来ていない店舗は新人が育つわけがありません。

ベテランスタッフがいる店舗ほど店長はそのスタッフに新人を任せっぱなしになりがちです。

間違ったベテランスタッフだと人が育たなく、人員不足が解消されなくなってしまいます。

育て方が大事

育て方が非常に大事だったりします。

そもそも、ベテランスタッフは誰に育てられたのでしょうか?!

たぶん、それはあなたではないはずです。

つまりは前任の店長だったり、さらに古いベテランスタッフだったりします。

だからこそ、前任の教えとあなたの考えが違っていた場合に必ず合わなくなるのです。

例えば、【作業効率最優先】で育った人は【お客様最優先】で動くことはできません。

この部分を教えて、柔軟に対応できるスタッフであれば良いのですが、

先に述べたように高齢のベテランスタッフになると不満の方が強く出てしまうのです。
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時代の変化に対応できない

別の言い方をすると、時代の変化に対応できないということになります。

時代の変化とはお客様の動向、嗜好などになります。

例えば、私が昔勤めていた回転寿司では

平成半ばでは回転寿司はたくさんレーンにお寿司が流れていて多くのお客様はそのお寿司を取って食べていました。

しかし、平成末期では注文するお客様が多く、レーンのお寿司を取る人は減りました。

これが時代の変化です。

このような変化があると、仕事の内容はもちろん変わってきます。

現在だと新型コロナの影響でさらに変化が生じています。

つまりはスタッフは【毎年、同じ仕事をしていること】が間違いなわけです。

「これまでこうやってきた」「あの時はこうだった」などの昔の仕事は何も意味を持ちません。

時代が変化しているのですが、その時代にあった仕事をする必要があります。

この変化にスタッフは敏感に対応しなければいけません。

もちろん、これはスタッフが感じるというよりは、上司が教えなければいけないことです。

あるいは新しい指示を出すことが必要となります。
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コスパは悪くなる一方

新しいことを求める場合にベテランスタッフに強要するよりも、

実は新しいスタッフに教えこんだ方がうまくいくケースが非常に多かったりします

年々、仕事は新しくなっていくものです。

新しい仕事に取り組む場合はスタートラインにそこまで年数などの差がなかったりします。

しかし、ベテランスタッフは時給が高いものです。

特に単純作業が主体の仕事だと、時給の差は大きなハンデとなります。

スタッフに同じ生産性を求めるのであれば、ベテランスタッフはそれ以上に仕事をこなさなければコスパが悪いということになります。

もちろん、ベテランスタッフでも仕事が極端に早い人も中にはいるでしょう。

それでも冒頭にも述べた高齢スタッフとなるとそうもいきません。

ベテランになってくると、「私は仕事ができる」というかつての面影をそのまま残してしまい、

自らの劣化に気付いていない場合も見受けられます。

つまりは、他人から見れば、【仕事ができると勘違いしている痛い人】に見えてしまうのです。

その割に、時給アップをしてもらおうと動く者すらいます。

同じ仕事をしてもらうのであれば、時給が安く済む方が経営者としては助かるものです。

時給が高いのであれば、それ相応の仕事をしてもらう必要が出てきます。

この仕事の内容を明確にしているのであれば、特に問題ありません。

例えば、「発注が出来たら時給アップ」「店長不在時の責任者となる」などです。

誰でもできるような仕事であれば、サラリーマンで言う年功序列と同じで、

年々コスパが悪くなりがちです。

特に既存店なんかは利益が圧迫となり、苦しくなるでしょう。

店舗責任者は特に意識しなければいけません

長いスタッフほど情も沸いてくるものですからね。
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まとめ

店長をやっていると、ベテランスタッフが多い店は非常に楽な部分があります。

しかし、ベテランスタッフがガンとなってしまい、新人が育たないなんてケースも少なくありません

店舗に問題が多い場合はスタッフを入れ替えすると良いでしょう。

特にベテランスタッフに頼りきっている営業をしていると、

なかなか踏み切れないかもしれません。

私もかつて店長をやっていましたが、

店舗でスタッフを入れ替えたことは何度もあります。

ベテランスタッフでマンネリ化されていると、

良いものも新しいものも生まれなくなってしまいます。

また、新人スタッフが増えてくると、店長の負担はかなり増えます。

ここでしっかりと育成できるかどうかが店長の見せどころでもあります。

そして、平行してベテランスタッフに再指導をするのも良い方法かもしれませんね。

数年前までは人員不足でなかなかできなかったのですが、

実は現在は新型コロナ禍で飲食店が苦境となり、失業者が増えています。

つまりはアルバイトを採用しやすくなってきているのです。

ここをチャンスと見て動くのも良いかもしれませんね。

多くの店長は楽したいので踏み切れないのが現実だったりします・・・。
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